我々が楽しむクルマの技術も日進月歩だが、モータースポーツの世界はさらに進歩が速い。レースを戦いながら洗練され、文字どおり実戦で磨かれていく。ここではF1を軸に、モータースポーツの疑問を専門家の二人にぶつけてみた。
※本稿は2026年8月のものです
文:津川哲夫、松田秀士/写真:ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年9月26日号
F1のハイブリッド技術は市販車にフィードバックされている?
市販車を超越したF1技術の現状が知りたい。
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F1がハイブリッド化されて久しいが、F1の造り出すハイテク・ハイブリッドはどのくらい一般市販車にフィードバックされているのだろうか。
本当のところ、MGU-Kに関しては、その基礎的な部分では一般車と大きく変わるわけではない。
ただし、高速でのエナジー回生技術や、その電力制御等で、耐久性や高速解析・高速反応等のノウハウの多くが、そのままではないが一般車にフィードバックされている。フェラーリのHEV、ルノーのE-TECHなどは、F1のHEV技術が投入された典型例だ。(津川哲夫)
レース用のガソリンは市販車にも使える?
「サステナブル燃料」は、そのまま市販車にも使える?
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F1の燃料はサステナブルフューエルが義務付けられている。そしてこの燃料は通常販売に耐えられることが条件だ。
もちろん一般車で使用可能で、市販燃料になりえる。エンジン側での制御、多少のケミカル的な変更は必要だが、市販の可能性は極めて高い。(津川哲夫)
F1がスーパーフォーミュラよりケタ違いに速いのはなぜ?
同じように見えても中身はまったくの別モノ!
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F1は現在、1.6L、V6ターボにMGU-Kを搭載したHEV。エンジンだけで550ps近くを捻出し、MGU-Kも500psを出力でき、フルで使えるわけではないが合計1000ps超え。
スーパーフォーミュラは2L、直4ターボで550ps前後。MGU-KなしでF1とは最大500psの差があればタイム差は納得できる。
またF1にはアクティブエアロが標準装備で抵抗の少ないトップスピードが得られ、スーパーフォーミュラに対し大幅なアドバンテージを持つ。(津川哲夫)
レース中に「燃費を稼ぐ」とはどのようにやる?
タイムを落とさずに燃費を向上させるテクニック。
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まず、ブレーキングの前、早めにアクセルをオフし、そのぶん減速しているのでブレーキングを遅らせ、1周のうちの全開時間を短くする。
さらにMTの場合、ダウンシフトは次に曲がるコーナーで使用するギアに一気に落とす。1速ずつ落としたりしない。理由はヒール&トゥの回数を減らして、エンジンの空ぶかしによる燃料消費を減らすため。(松田秀士)






























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