2017年9月20日13時20分、三菱自動車から届いたプレスリリースには、確かに「EVOLUTION」の文字がありました。
その名も「MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT」。10月25日(プレスデー)に開幕する第45回東京モーターショー2017にて、世界初披露するとのことです。
以下、三菱のコンセプトカーとその周辺情報、そして今後の展開を整理してお伝えいたします。
文:ベストカーWeb編集部
写真:ベストカー、MITSUBISHI
■新型「エボ」はガソリン仕様ではなく、PHEVでさえなく
かねてより本誌ベストカーでは、三菱自動車の会長に就任したカルロス・ゴーン氏が「名門ブランドの復活」を得意としていることもあり、また益子修CEOも会見でランエボやパジェロへの熱い想いを口にするなど、三菱ブランドのイメージリーダーとなるような車種の必要性や開発の必然性は高まっていた。
そこで今回の東京モーターショーである(10月25日開幕)。
これまでベストカー本誌では「エクリプスクロスのエボリューション仕様が開発されている」という情報を報じていたが、それはあくまで「ガソリン仕様」だと考えていた。
1.5L直噴ダウンサイジングターボを搭載し、CVTと組み合わせて出力は180ps、ランエボゆずりの四輪統合制御システム「S-AWD」を全車装備。
しかし今回「東京モーターショーで世界初披露する」と発表されたコンセプトカーに付けられた車名は「MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT」。
プレスリリースの紹介文に目を向けると、「『MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT』は、三菱自動車が得意とするEV技術や、四輪制御技術に代表されるSUVのノウハウを一層進化させるとともに、新たにAI技術を搭載したクロスオーバーSUVタイプのハイパフォーマンスEVで、乗る人の行動意欲を駆り立て、一歩先へと踏み出す気持ちを後押しします」とある。
正式発売となれば、テスラのモデルX(2015年よりデリバリー開始、5〜7人乗りで100kWhのバッテリーを搭載、0~100km/h加速3.1秒)をしのぐ性能となるだろう。
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