もはや「カー用品業界の救世主」と呼んでも間違いないほど売れているドライブレコーダー。新機能を搭載したモデルの発売サイクルも過去に比べ短くなってきている中、当然商品数も増えてきています。
しかし、そこで疑問に思うのが「これまで販売していたモデルとどう違うのか?」という点です。
今回はあえて最新モデルではなく、旧型(2019年以前に発売された) モデルにスポットを当て、価格面でのメリットはもちろん、購入時に「ここだけは抑えておきたい」というポイントも含めて解説。
これまで低価格品や粗悪モデルを何台も自腹で購入し「安物買いの銭失い」を自ら体験しているカーナビ伝道師の高山正寛氏が読者に対し、自分のような「にの轍を踏まない」という願いもこめてガイドします。
文:高山正寛/写真:ベストカー編集部、SUBARU、KENWOOD、COMTEC、PIONEER、AMAZON、Adobe Stock(escapejaja-stock.adobe.com)
【画像ギャラリー】ドライブレコーダーを購入する時に押さえておきたい6つのポイント
安物買いの銭失いに溺れた筆者
「カー用品店で販売されている商品より安いし、自分でも買えそうだ」。
これ、筆者が初めてドライブレコーダーをネットで買う時に思った素直な気持ちです。
実際、価格は驚くほど安いのに搭載している機能は多彩。
①解像度はフルHD以上
②GPS搭載
③水平画角は110度以上欲しい
④HDRやWDRといった補正機能
⑤駐車監視機能
⑥前後、または前&室内録画が可能な2カメラタイプ
このあたりが昨今のドライブレコーダーのトレンドと言っていいでしょう。
全てではありませんが、これらの機能を搭載している商品はとにかく多く、筆者もこれに飛びつきました。しかし、その後待っていたのは「後悔」の二文字だったのです。
工業製品である以上、商品の個体差は発生しますし、実際低価格商品を買っても「問題なく使えている」人も多いでしょう。これ自体を否定するつもりはさらさらありません。
しかし実際取り付けてみると、地デジの映像に(思いっきり)ノイズが入ってきたり、ADAS(先進運転支援システム)に対し干渉することで、突然警告音などがなるなど散々な経験もしました。
さらに言わせてもらうと、全く同じ商品を3台購入し同時に取り付けたこともあります。動作レスポンスなどの違いは多少ありましたが、基本数カ月後には全て故障・・・。これぞ何度も言っている「安物買いの銭失い」でした。
これらの経験から導き出したのは(出来るならば)サポートの充実している国産メーカーの商品のほうがいい、ということです。
ちなみに筆者は某国内メーカーの1カメラタイプに換えましたが、問題なく使えています。本音を言えば前後2カメラが欲しかったのですが、単純に予算が届かなかっただけなのです。
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