直列6気筒・ツインターボ、日産が作り上げた傑作エンジン「RB26DETT」は90年代を代表するスーパースポーツR32、R33、R34スカイラインGT-Rに搭載され、今も多くのファンを持つ。
そんな名機が2021年6月にトイズキャビンからカプセルトイとして発売される。しかも仕上がりは精巧で、随所にこだわりが込められている。
この注目の製品をご紹介しよう!
文/マリオ高野、写真/トイズキャビン、ベストカー編集部
【画像ギャラリー】名機「RB26DETT」を搭載した歴代GT-Rを見る!!
■クルマではなく「エンジン」のガチャガチャ!?
この夏、日本が誇る最強名機、あの「RB26DETT」のガチャガチャ製品が登場するのをご存知だろうか!?
オトナ向けの超ニッチなガチャガチャ製品で知られる「トイズキャビン」が、クルマ好きの琴線に触れるブッとんだ新製品をツイッターで紹介した。
日本車史上最強レベルの人気を誇る名車、日産・スカイラインGT-Rに搭載される珠玉のユニット「RB26DETT」を24分の1スケールで再現したというのだ。R32、R33、R34、そしてR34の最終モデル「Nür」用の4種類をラインナップ展開する。
「トイズキャビン」は静岡県を拠点とする玩具の製造販売・卸しメーカーで、大人向けのマニアックなガチャガチャ製品を数多く生み出してきた。
設立は2017年と業界では後発メーカーゆえに従来製品との差別化をはかるべく、ニッチな分野を掘り下げた製品を開発してきたという。ガチャガチャの既成概念を捨て、ありそうでありえなかった分野をカタチにすることで、強烈な存在感を放っているのだ。
SNSで大人気の「仕事猫」のフィギュアをはじめ、戦国時代の茶器や槍、ビル裏のエアコン室外機、バス車内の降車ボタン、全国のマンホールのフタなど、猛烈にニッチな趣味の世界をガチャガチャで再現。
公式サイトの「商品紹介」(リンク先)を見ると、思わず笑ってしまう商品ラインナップが紹介されているので、是非ソチラもチェックしてほしい。
■マニアを唸らせる細かいこだわり
クルマ製品では初代マツダ・ロードスターや現行型スズキ・ジムニー、歴代スカイラインなど人気車のミニカーをリリースしてきたが、よりマニア受けするエンジンに注目。ガチャガチャ製品としては史上初となるエンジン単体の製品を手がけるに至ったという。
日産自動車の協力を得ているだけあって、そのリアルさについては大いに期待できる。神奈川県にある日産の博物館に展示される「RB26DETT」を精密に採寸し、オイルキャップの違いまで細かくこだわったというからすごい。
24分の1スケールはタミヤ模型など大手の模型メーカーが販売するクルマのプラモデルの定番サイズなので、GT-Rのプラモデルと同じスケールになる。GT-Rマニアなら是非ともプラモデルと並べて飾りたくなるはずだ。ミニチュアとしてのリアル感が激増しして、プラモデルの楽しさも倍増する。
細部までリアルに再現されたプラモデルでも、意外とエンジンルーム内はさほど細かく再現されておらず、またエンジン単体のプラモデルも存在しなかった。GT-Rマニアにとっては待望のガチャガチャ製品がデビューするというわけだ。
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