超名門イタルデザインと共同開発した1億越えのGT-Rがいよいよお目見え!!

超名門イタルデザインと共同開発した1億越えのGT-Rがいよいよお目見え!!

 日産が、名門デザイン工房「イタルデザイン」と共同開発した「Nissan GT-R50 by Italdesign」のプロトタイプモデルを発表したのが2018年6月29日のこと。

 それから2年半。2019年の「GT-R誕生50周年」(さらにイタルデザインも創業50周年を迎える)を記念し、「何の制約もなくGT-Rを作ったらどうなるか」(日産自動車専務 アルフォンソ・アルバイサ)という開発意図をもって生み出されたこのスペシャルモデルが、いよいよ姿を表す。

 東京銀座の「日産クロッシング」で公開中のテスト車両を取材した。

※本稿は2021年2月のものです。タイトル表記の価格と輸送費・国内登録諸費用などは別となっています。
文・写真/ベストカー編集部 撮影/平野 学
初出:『ベストカー』 2021年3月10日号

【画像ギャラリー】年末には公道でお目にかかるかも!? 38枚の画像で日産 GT-R 50 by ITALDESIGNを見る


■東京・銀座で最終市販用テストカーが公開中!世界限定50台だけのスペシャルGT-R

 これまで専用Webページからアクセスして購入に関する手配や申し込みをすることになっていた『GT-R 50 by ITAL DESIGN』。

 価格についても99万ユーロ以上とされ、ま、自分じゃ絶対に買えないお値段なんだけど、「さて、本当に欲しい人はどうすれば買えるんだろう!?」なんていらぬ心配をしていた。

 が、日本での輸入代理店としてエスシーアイ社が1億4530万5600円の“定価”を設定。

日産 GT-R 50 by ITALDESIGN。全高はGT-R NISMOと比べて54mm低い1317mm
日産 GT-R 50 by ITALDESIGN。全高はGT-R NISMOと比べて54mm低い1317mm

 受注、イタルデザイン側との仕様決定までのサポート、さらに車両価格には含まれないが、輸入、国内でのガス検、登録までを一括サポートすることとなった。

 価格は為替レートによって変更される可能性もある。

 GT-Rイタルは、日本で基本骨格部を製造した後、イタリアに送られ内外装の変更点を仕上げたうえで各国ユーザーにデリバリーされる。

 そのためイタリア製の輸入車という扱いとなり、車検証に記される「車名」はイタルデザインとなるという。

サイドビュー
サイドビュー

 3月31日まで東京銀座の日産クロッシングで公開されているGT-Rイタルはまさに最終市販仕様の実走テストカーだ。

 内外装ともに、ほぼこの状態が市販モデルになるという。これまで公開されてきたプロトタイプとは、外装色の違いのせいか、ずいぶんと雰囲気が違って見える。

Aピラーからルーフライン、Cピラーにかけてのラインは完全に形状を一新
Aピラーからルーフライン、Cピラーにかけてのラインは完全に形状を一新

 もっとも、外装色は購入者の好みに応じてどんなカラーにすることも可能だし、さまざまなオプションが用意されていて、オーナーの好みに合わせたカラーデザインを実現することもできる(オプション価格:約580万円!)のだから、これはほんの一例。

 例えば、往年のGT-Rレースマシンのカラーを再現したカラーなども可能。

 カラーデザインのイメージを伝えれば、イタルデザイン社のデザイナーがサンプルを作成し、エスシーアイ社を交えたオンラインミーティングを繰り返し最終デザインを決定していくのだ。

 右ハンドルと左ハンドルが設定されており、今なら右ハンドルのオーダーも可能。生産開始は今年8月以降の予定で、納車開始は年末以降となる。

プロトタイプでは液晶メーターだったが、ノーマルGT-Rのメーターに変更されたインテリア
プロトタイプでは液晶メーターだったが、ノーマルGT-Rのメーターに変更されたインテリア

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