最近、絶好調に売れているのがトヨタのコンパクトSUV、ライズとヤリスクロスだ。
この2台、ライズは167万9000円~228万2000円、ヤリスクロスが179万8000円~281万5000円と、実は価格が意外とバッティングしている。そんなわけで、どちらかの車種をいざ購入しようと考えた時に迷う人も多いのではないだろうか?
ただ、同じコンパクトSUVでもクラス分けされているので、予算に余裕がある人はヤリスクロスのハイブリッドを選ぶのかもしれない。とはいえ、ボディは小さくてもいいという人ならライズの上級グレードを買ったほうがいいのでは? と考える人も少なくないはずだ。
この2台、買うならどっちがお薦めなのだろうか? さらにお薦めグレードを含めて、モータージャーナリストの岡本幸一郎氏に解説してもらった。
文/岡本幸一郎 写真/ベストカー編集部
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■ライズもヤリスクロスも売れているのは上級グレード
いつのまにかSUVの宝庫となったトヨタのラインアップのなかでも、特に旬を迎えているのが、いずれも価格がリーズナブルでサイズが小さめのライズとヤリスクロスだ。
2019年11月秋に発売されたライズはすぐさま売れまくり、同月に登録車の販売台数ランキングで4位にランクイン。4294台の姉妹車ロッキーと併せると実質的に首位という華々しいデビューを飾るや、翌1月には単独で首位に立った。
2020年8月にヤリスクロスが発売されても、9月~10月とライズがヤリスクロスの倍近い1万3000台を超える売れゆきを見せた。そして11月~12月にほぼ並び、その後はヤリスクロスが上回るという状況となっているが、ライズの勢いもまだまだ衰えていない。
ヤリスクロスの売れ筋はハイブリッドが圧倒的で、グレードで見ると1位がハイブリッドの「Z」(50%)、2位がガソリンの「Z」(22%)、3位がハイブリッドの「G」(14%)で、一方のライズは1位が「Z」(50%)、2位が「G」(20%)、3位が「Z」の4WD(15%)となっている。
どちらも上級グレードが売れているわけだが、この2台は価格もサイズも近く、実際にも購入者でどちらを選んだらよいのか迷った人も少なくないことだろう。
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