ライズ それともヤリスクロス? トヨタ人気のコンパクトSUVを買うならどっち?

ライズ それともヤリスクロス? トヨタ人気のコンパクトSUVを買うならどっち?

 最近、絶好調に売れているのがトヨタのコンパクトSUV、ライズとヤリスクロスだ。

 この2台、ライズは167万9000円~228万2000円、ヤリスクロスが179万8000円~281万5000円と、実は価格が意外とバッティングしている。そんなわけで、どちらかの車種をいざ購入しようと考えた時に迷う人も多いのではないだろうか?

 ただ、同じコンパクトSUVでもクラス分けされているので、予算に余裕がある人はヤリスクロスのハイブリッドを選ぶのかもしれない。とはいえ、ボディは小さくてもいいという人ならライズの上級グレードを買ったほうがいいのでは? と考える人も少なくないはずだ。

 この2台、買うならどっちがお薦めなのだろうか? さらにお薦めグレードを含めて、モータージャーナリストの岡本幸一郎氏に解説してもらった。

文/岡本幸一郎  写真/ベストカー編集部

【画像ギャラリー】ライズvs.ヤリスクロス 大人気SUVのデザイン、質感、実用性を徹底比較!!


■ライズもヤリスクロスも売れているのは上級グレード

コンパクトSUVのライズは2019年11月に発売。ボディサイズは全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mm
コンパクトSUVのライズは2019年11月に発売。ボディサイズは全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mm
明るさや楽しさを感じさせるライズのインテリア。小さいボディながら、後席もヤリスクロスと同等の広さが確保されている
明るさや楽しさを感じさせるライズのインテリア。小さいボディながら、後席もヤリスクロスと同等の広さが確保されている

 いつのまにかSUVの宝庫となったトヨタのラインアップのなかでも、特に旬を迎えているのが、いずれも価格がリーズナブルでサイズが小さめのライズとヤリスクロスだ。

 2019年11月秋に発売されたライズはすぐさま売れまくり、同月に登録車の販売台数ランキングで4位にランクイン。4294台の姉妹車ロッキーと併せると実質的に首位という華々しいデビューを飾るや、翌1月には単独で首位に立った。

 2020年8月にヤリスクロスが発売されても、9月~10月とライズがヤリスクロスの倍近い1万3000台を超える売れゆきを見せた。そして11月~12月にほぼ並び、その後はヤリスクロスが上回るという状況となっているが、ライズの勢いもまだまだ衰えていない。

 ヤリスクロスの売れ筋はハイブリッドが圧倒的で、グレードで見ると1位がハイブリッドの「Z」(50%)、2位がガソリンの「Z」(22%)、3位がハイブリッドの「G」(14%)で、一方のライズは1位が「Z」(50%)、2位が「G」(20%)、3位が「Z」の4WD(15%)となっている。

 どちらも上級グレードが売れているわけだが、この2台は価格もサイズも近く、実際にも購入者でどちらを選んだらよいのか迷った人も少なくないことだろう。

次ページは : ■購入の決め手はデザインの好み

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

マツダ6、実は水面下で開発が続いていた!? 注目新車情報、グッズが当たるアンケートも展開「ベストカー4月26日号」

マツダ6、実は水面下で開発が続いていた!? 注目新車情報、グッズが当たるアンケートも展開「ベストカー4月26日号」

終売が報じられたマツダ6はこのまま終わるのか? 否!! 次期型は和製BMW3シリーズといえるような魅力度を増して帰ってくる!? 注目情報マシマシなベストカー4月26日号、発売中!