カマロとともに、アメリカンスポーツカーを代表する存在である「コルベット」。GM(ゼネラルモーターズ)傘下にあるシボレーが1954年から販売しているクルマで、70年以上にわたって、米国のみならず世界中のファンから愛されているハイパフォーマンススポーツカーだ。
現在の米国大統領であるジョー・バイデン氏も熱烈なコルベットファンだという。
コルベットの現行型は、2019年7月に世界初登場した、C8と呼ばれる8代目。日本には「東京オートサロン2020」で初登場、なんと、初の右ハンドル仕様で登場し、ファンをざわつかせた。このC8は、予定では「2021年5月より日本でのデリバリーを開始」とのことだったので、(コロナ禍による影響で延期がなければ)そろそろ日本の道でもこのC8がお目見えするころだ。
文:吉川賢一
写真:CHEVROLET
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コルベットに革命をおこしたC8
2020年の北米カー・オブ・ザ・イヤーにも選出されているコルベットC8。美しいスポーツカースタイルのコルベットC8のコンセプトは、「毎日走らせたくなるクルマ」だ。とてもデイリーユースなクルマではないようにも思えるのだが、毎日乗っても飽きないほど、奥深い魅力がある、ということなのだろう。
コルベットは、先代のC7まで、フロントエンジン後輪駆動にこだわってきたが、今回のC8では、他のスーパースポーツと同様に、ミッドシップとなった。
これによって、これまでフロントヘビーだった重量配分が、リア寄りとなったことで、フロントの重量軽減による鋭い回頭性と、リアトラクション向上を実現。更には、フロントカウルやエンジンフード、ステアリングなどをより低い位置にレイアウトできたことで、広い前方視野が確保できたという。
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