居眠り運転は絶対に許さない!! 急な眠気を払う7つの方法

居眠り運転は絶対に許さない!! 急な眠気を払う7つの方法

 運転中に強烈な睡魔に襲われ、うとうと……。この一瞬が人生を暗転させるかもしれない! 「ほんの一瞬じゃないか」と思うかもしれないが、時速40kmで1秒クルマが進む距離は約11m、時速100kmなら30m近くも進んでしまう。その1秒の間に人が飛び出してきたり、クルマが割り込んできたりしたら……。たかが一瞬と油断は禁物なのだ。

 ここからは、眠くなる原因と、即効性抜群の睡魔撃退法をさまざまな角度からご紹介していこう。実践すれば、強烈な眠気を打破できるはずだ。

文/室井 圭、医療監修/伊藤重範(医療法人三九会 三九朗病院 循環器内科専門医・総合内科専門医・医学博士)、写真/写真AC、イラストAC

【画像ギャラリー】強烈な睡魔に勝って、交通事故を回避しよう!


長時間の運転をする前日は7時間の睡眠時間を確保する!

【強烈な睡魔に勝つ!】とにかく眠い! 眠い! “全方向対処”で事故を防ぐ
電車に乗るとすぐに眠くなるなど、日中に眠くなることが多い人は自覚症状はなくても睡眠時間が足りない可能性が高い

 眠気をもよおす最大原因は睡眠不足だ。「そんなことは知ってるよ!」とお怒りの人もいるかもしれない。しかし、どれくらい眠れば睡眠不足にはならないのかをご存じない人は多いのではないだろうか? 適正はズバリ「7時間」だ。よほどの特異体質の人以外は、7時間の睡眠時間は心身を休ませるためには必須ということは医学的に明らかとなっている。

 「自分はそんなに寝なくても大丈夫!」という人も多いかもしれないが、それは微細な肉体的兆候に気づいていないだけで、実は脳は疲労困憊。それに気づかずに適正睡眠時間に満たない生活を続けると、脳の働きは低下して、運転中も半分居眠りをしているような状態になってしまう可能性が高いのだ。

 ただし、寝すぎも脳には良い影響を与えない。そのため、翌日に長時間の運転をしなくてはらないような時は、7時間の「適正睡眠時間」を確保しよう。

 また、心身が強いストレスを受けると脳が疲れて眠気が生じると言われている。イライラしていると眠れないと思うかもしれないが、実は逆で、イライラしすぎると脳は疲弊してシャットダウン状態に陥り、眠くなってしまうのだ。肉体へのストレスも眠気のもと。肉体労働をした後、運動後などの運転にも注意が必要だ。

午後2~4時は魔の時間帯

【強烈な睡魔に勝つ!】とにかく眠い! 眠い! “全方向対処”で事故を防ぐ
午後2~4時は人間の生体リズムのなかでもっとも眠くなりやすい時間帯。このしくみは自分の力では変えようがない。だからこそ、事前対策が必要となる

 人間には眠くなりやすい2つの時間帯がある。ひとつが深夜から明け方、もうひとつが午後2~4時(国際交通安全学会誌より)だ。これらの時間帯を意識して、運転が避けられるのであれば避ける、または事前対策をとってから運転するようにしたい。特に、高速道路など、変化のない単調な環境下での運転が長く続くと緊張感がなくなり睡魔に襲われやすくなるため、魔の時間帯の高速自動車での運転時は要注意だ。

 また、食後も要注意な時間帯。食後は食べ物を消化するために胃腸に血流が集中して、脳への血流が滞る。これが食後に眠くなりやすい理由だ。理想は、30分程度でもいいので食休みをしてから運転をすることだ。

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