2021年8月18日、ニューヨークでワールドプレミアされた日産の新型フェアレディZ。その細部をもっともっと掘り下げて深く知りたい!!
各世代の意匠を随所に取り入れた『Zの集大成』ともいえる新型を日本導入前に徹底研究する!!
※本稿は2021年9月のものです
文/ベストカー編集部 写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2021年10月10日号
■シンプルだがひと目で『Z』とわかるスタイル
8月18日、ニューヨークでワールドプレミアされた新型フェアレディZ。北米では単に「Z」と呼ばれるため、今回公開された北米向け市販モデルの車体には「FAIRLADY」の文字は記されていないが、もちろん、日本向けモデルの正式名称は「フェアレディZ」となる。
昨年9月、プロトタイプとして新型Zは横浜の地で初公開されたが、今回公開された市販モデルは、ほぼプロトタイプのスタイリングを踏襲しており、エンブレムを見るまでもなく、ひと目見ただけで『Z』だ!! とわかるプロポーションを作り上げている。
ヘッドライトのイメージは初代S30型、リアコンビランプのデザインはZ32型を受け継いでいるが、そういったディテールの造形の問題ではない。
伸びやかで、前端に向かってシャープなエッジラインを形作るフロントフードや、ラウンドしたルーフラインからリアクォーターにかけてのマッシブながらエレガントさを感じさせる面構成など、S30型やZ32型のプロポーションをオマージュし、現代流にアレンジして、新しいけれどDNAを感じさせる新型Zを作り上げているのだ。
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