泥と土が似合うホンダ屈指の最強SUV、ついにデビュー!
米国ホンダは2021年12月6日、新型パスポート トレイルスポーツが今冬米国内の販売店に到着するとアナウンス。同時に価格も発表された。パスポートは日本未発売車ながらホンダの5人乗りSUVとして最大のモデル。
ラギッドな「トレイルスポーツ」の無骨な外観は、ヴェゼルやCR-Vなど日本国内向けのSUVにない雰囲気でなかなか魅力的!?
文/ベストカーWeb編集部、写真/HONDA
■ホンダ パスポートとひと味違う「トレイルスポーツ」
ホンダのSUVといえば、日本国内向けにはヴェゼル、CR-Vの2車種のみだが、世界各国では意外なほど多くのSUVが販売されている。アジア諸国では、コンパクトながら3列シート・7人乗りを実現したBR-VやWR-Vなどが販売されているいっぽう、SUVの本場・米国ではより大型なSUVもラインナップしている。
その筆頭が、パスポートだ。本稿で紹介するパスポート「トレイルスポーツ」の2022年モデルは、なかでも無骨な専用エクステリアなどをもつ、SUV感の強いモデル。
サイズは、全長4803×全幅1996×全高1834mmと、長さと高さこそ「そこそこ大きいモデルだな」程度の印象だが、およそ2mに迫る幅はさすがアメリカンSUVという堂々たるサイズ感。写真を見ても広大な大地がお似合いのビッグSUVだ。
その大きな躯体を動かす心臓部も、280馬力を発揮する3.5L V6エンジンと、カーボンなんちゃらが叫ばれる当代には珍しい大らかさ満点だ。駆動方式はもちろん4WDで、最低地上高は約206mmを誇る本格派。
実は日本向けのCR-Vも最低地上高は210mmを確保しており、このあたりホンダのSUVは、トレンドの都会派SUVと一線を画すポテンシャルを秘めているといえよう。
閑話休題。さらに玄人心をくすぐるのがトランスミッションで、パスポート トレイルスポーツは9ATを装備。このあたりもCVTが当たり前の国内向けモデルとはひと味違う。
■トレイルスポーツならではの装備と注目の価格は?
いっぽう最新装備の充実も抜かりなく、自動ブレーキを含む予防安全システム「ホンダセンシング」は標準装備。先行車追従型のクルーズコントロール(ACC)や車線維持支援システム、オートハイビーム機構なども装備されている。
さて、2022モデルのパイロットは、先述のとおり、外観ではフロントグリル、フロントバンパー、フェンダーなどが新デザインへと刷新され、よりオフローダーらしさを高めたエクステリアとなっている。
肝心のトレイルスポーツ専用装備は? というと、トルクベクタリング機構をもつ4WDシステム「i-VTM4」が標準装備されているほか、トレッド幅を10mmワイド化。
また、18インチホイールは堅牢さを表現した専用デザインで、トレイルスポーツのキャラクターを強調。インテリアでは、トレイルスポーツのロゴをあしらったレザーシートも装備している。
そして、注目の価格は4万2470ドルで、日本円にするとおよそ483万円。ちなみに、日本仕様のCR-Vは最上級グレードで455万8400円なので、差は30万円程度。車格が近いところでいえば、マツダのCX-8とほぼ同じ価格帯というイメージだ。
日本導入の可能性はほぼないだろうが、トレイルスポーツのようなオフロード色の強いグレードは日本でも引き合いがあるはず。ヴェゼルやCR-Vへの設定をぜひ期待したいところだ。
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