毎月200店以上の新車ディーラーを回って『生』の新車情報を届けてくれる遠藤徹氏。
今回まずは、今冬にもフルモデルチェンジが予想されるトヨタ アルファード。いま意外にもお買い得な状況に?
ほか、ダイハツ ロッキー・スバルフォレスターが過去最高の登録実績を達成。軽の電動化でダイハツ ミライースはどうなる? …などなど、国内クルマ業界の最新動向を取って出し!
正式発表され話題沸騰、新型ノア/ヴォクシーの予約状況(2021年12月時点)、スバルの今年の新型車についてもお届け!
※本稿は2021年12月のものです
文/遠藤徹 写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年1月26日号
■トヨタ、アルファードはいま意外にお買い得!?
2022年末にもフルモデルチェンジし、世代交代することが予想されるトヨタ最上級ミニバンのアルファード。その現行モデルは意外に買い得です。12月上旬現在の納期は2022年3月と4カ月程度待たされますが、値引き額がかなり大きいのです。
売れ筋の上級グレードだと、ナビ、ETC車載器、ドライブレコーダー、ボディコーティングなどのオプション&付属品をつけると車両本体から35万円引き、オプション&付属品から15万円引き、合計50万円引きといった条件を提示する販売店が目に付きます。
さらにリセールバリューも抜群で、購入後5年経過しても40%以上の残価があり、下取り額もかなり高値をつけています。ただ、モデル末期だけにグレードやボディカラーの選択肢も次第に絞られるようになっています。
姉妹車のヴェルファイアは2022年早々にもモデル廃止となり、次期型は存在しません。
アルファードと比べると値引き幅は10万円程度安くなりますが、5年後のリセールバリューは30万円以上安くなってしまうのであまりお薦めではありません。実際はほとんど売れていない状況です。
■ダイハツ ロッキーが11月に最高の登録実績を達成
ダイハツのロッキーが11月の登録台数で3615台、前年同月比158.2%増と急増し、過去最高の実績を達成しました。
新設定されたハイブリッド車が全体の半分以上を占め、好調に売れているためです。同月のハイブリッド車の登録台数は2270台で、シリーズ全体の63%を占めているのです。
この売れゆきは、日産セレナ、トヨタハリアー、トヨタパッソ、ホンダステップワゴン、スズキソリオやスイフトなどの有力モデルを上回る快挙です。
ハイブリッド車の設定は今のところFF車のみですが、今後SUV車にとってニーズの高い4WD車が加われば、かなりの追い風になる見込みです。
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