2022年9月1日、ホンダの新型シビック タイプRがついに発売とあいなった! チーフエンジニアが自ら言うように、まさに「ピュアエンジンタイプRの集大成」ともいえる究極のパフォーマンスを追求したFFスポーツだ。その進化に迫る!
●シビックタイプRの進化のポイント
・ダウンフォースを高めつつ、空気抵抗を低減する、究極の空力性能を追求した車体造形。
・直4、2Lターボはタービン形状など細部を改良し、低中速トルクを引き上げ、またアクセルレスポンスをシャープにした。
・ボディ剛性を高め、サスペンションジオメトリーなどを先代型に対してさらに最適化。ハンドリング性能をより高める。
※本稿は2022年7月のものです
文・写真/ベストカー編集部、撮影/茂呂幸正
初出:『ベストカー』2022年8月26日号
■FF最速スポーツを目指して究極の正常進化を果たす!
お待たせいたしました!! やっと出ました、新型シビックタイプR。
先代型シビックタイプRは最後、マイチェンしながら同時にリミテッドエディション200台を出しつつも、なんか尻切れトンボのように販売を終了しちゃって、買いそびれちゃった人も多かったのではなかろうか!?
昨年シビック本体が新型に切り替わって、最初から「タイプRアリ」がアナウンスされていたので、まさに待望のデビューとなる。
開発を主導した柿沼秀樹氏が「ピュアエンジンタイプRの集大成」と言うように、先代型シビックタイプRを正常進化させた、2Lターボエンジンを搭載するFFスポーツだ。
今回はエンジンスペックや車体サイズなどの「数字」は公表されていないが、車体自体はベースとなるシビック5ドアに低くワイドなアピアランス。
グリル開口部やフロントフェンダー後方のエアダクト、リアアンダーのディフューザーなどはすべて空力性能を追求した結果で、「タイプR史上最高の空力」と柿沼氏は胸を張る。
「1992年のNSXタイプR、そして1995年のインテグラタイプRに始まる第一世代タイプRは、そぎ落として磨き上げるスパルタンな性能追求。そして現在のタイプRは、世界トップレベルの速さを発揮しながら日常でも快適に使うことができる、第二世代のタイプR。その究極を目指したのが、今回の新型です」と柿沼氏は説明する。
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