2023年も多くの新型車が登場を予定している。そこで、2023年登場予定の新型車の「期待できる部分」と「不安を感じる部分」を渡辺陽一郎氏に分析していただいた。アルファード/ヴェルファイアに感じる期待と不安とは!?
※本稿は2023年1月のものです
文/渡辺陽一郎、ベストカー編集部、予想CG/ベストカー編集部、写真/TOYOTA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年2月26日号
■8年ぶりのフルモデルチェンジが控えるアルファード/ヴェルファイア
2023年、8年ぶりのフルモデルチェンジで4代目が登場するアルファード。兄弟車のヴェルファイアはなくなるという噂もあったが、信頼できる筋からの情報ではヴェルファイアも残される。
アル/ヴェルの次期モデルを待っているユーザーは数多くいそうだ。モデル末期となっている現行型の人気が衰えぬままモデルチェンジするクルマはまず失敗しない。ユーザーの圧倒的な支持があるということで、アル/ヴェルはその代表格と言えるだろう。
ここに掲載しているビジュアルはもちろんCGだが、アルファードに関しては、ほぼこのままのデザインで登場すると思ってもらっていい。ヴェルファイアはまだ情報が少なく予想の域を出ていないが、現行型の登場時ほど、両車にデザインの差はないという情報だ。
かつての「いつかはクラウン」が今は「いつかはアルファード」。トヨタにとっても絶対に失敗できないフルモデルチェンジとなる。
■渡辺陽一郎の「期待と不安」分析
ミニバンは新型になっても外観をあまり変えない。車内の広さは限界に達しており、天井を下げたりウィンドウを寝かせると、車内が狭くなって外観の存在感も薄れる。デザインを自由に変更できるのはフロントマスクだけだ。
その代表がアルファード&ヴェルファイアで、5月に一新される。プラットフォームはカムリやハリアーと同様のTNGA-Kだが、床の位置はあえて下げない。下げると乗降性、走行安定性、居住性などの実用面は向上するが、乗員の見晴らし感覚や高い天井による外観の存在感が薄れるからだ。
内装はさらに上質になり、現行型で不満の3列目シートは座り心地が快適になる。安全装備や運転支援機能は、進化したノア&ヴォクシー以上に先進的だ。
コメント
コメントの使い方クラウンは妙に小さく感じるようになったしなw
アルファードもどうなることやら