三菱 アウトランダーPHEVの完成度がスゴすぎ!! 運転するとサイズは感じず!? 

三菱 アウトランダーPHEVの完成度がスゴすぎ!! 運転するとサイズは感じず!? 

 いち早くSUVのPHEVを手掛けた三菱自動車の主力モデルが2021年10月に登場した新型アウトランダーPHEV。アライアンスによるクルマの基本部分の大幅なレベルアップや三菱の知見が詰まったPHEV技術などが高く評価されている。そんな新型アウトランダーPHEVは先代型からどれだけ進化しているのか比較で評価!!

※本稿は2023年1月のものです
文/ベストカー編集部、斎藤聡、写真/ベストカー編集部、三菱自動車
初出:『ベストカー』2023年2月26日号

■PHEV以外にも魅力的なポイントが沢山!!

2021年10月に登場した三菱 アウトランダーPHEV。4WDの制御やシャシー性能が向上し、オフロード走破性が先代よりアップ
2021年10月に登場した三菱 アウトランダーPHEV。4WDの制御やシャシー性能が向上し、オフロード走破性が先代よりアップ

 日産とのアライアンスのもとで新開発されたアウトランダー。2.4Lエンジンを主に発電用に使った前後2モーターのプラグインハイブリッドシステムは先代譲りだが、4WDの制御は格段に洗練され、レベルアップしたシャシー性能も相まって高いオフロード走破性を発揮する。3列シートモデルもラインナップ。

●FMCのポイント
・EV走行距離83~87kmに大幅向上したパワートレーン
・S-AWCの制御を緻密にレベルアップ。7つの走行モードを設定
・日産とのアライアンスで新開発されたプラットフォーム採用

■斎藤聡氏の評価は?

2.4L直4エンジンは主に発電用。前後2モーター搭載
2.4L直4エンジンは主に発電用。前後2モーター搭載

 ボディサイズに賛否が分かれるかもしれないが、個人的にはこの堂々とした佇まいがいいと思う。インテリアも整然とし質感が上がった。

 先代後期に大幅な改良があり、EV走行時間の拡大やS-AWC制御の見直しなどが行われ大きく進化したが、新型はさらにバッテリー容量アップを軸にモーター駆動制御を充実。S-AWCの制御を進めることで走行モードのバリエーションを増やすなど、パフォーマンスアップ。

 大柄なボディと書いたが、いざ走らせてみると旋回性に優れ、ボディサイズを感じさせない点も○。進化していない点はない。

●斎藤聡氏の採点簿(※先代を100とした場合の進化度)
・エクステリアデザイン……150
・インテリアの質感……130
・先進的テクノロジー度……110
・パワートレーンの評価……120
・操縦性能の評価……115
・乗り心地の評価……115
・コストパフォーマンス……110
・総合進化度……125

●三菱 アウトランダーPHEV諸元
・全長×全幅×全高:4710×1860×1745mm
・ホイールベース:2705mm
・車重:2100kg
・エンジン:直4、2.4L+モーター
・エンジン出力/トルク:133ps/19.9kgm
・モーター出力/トルク:F115.5、R135.9ps/F26.0、R19.9kgm
・価格帯:462万1100~548万5700円

【画像ギャラリー】内外装の質感も大幅進化した新型アウトランダーPHEVを先代型と比較チェック!!(17枚)画像ギャラリー

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