トヨタが誇る大人気ラージミニバン「アルファード」。2023年6月にもフルモデルチェンジか、とされているアルファードだが、モデル末期となる現在もその人気は健在だ。
アルファードといえば、リセールが抜群によいクルマとしても有名。一時期は、5年目まで乗っても、新車と変わらぬ相場で売買されていた。しかし現在、その相場にはやや変化が起きている。中古アルファードを購入する場合に気を付けてほしいポイントと、損をしない売り時についてもご紹介したい。
文:吉川賢一
写真:TOYOTA、MODELLISTA
中古車市場では、驚異的な人気を維持
アルファードは、2017年のマイチェン以降、それまでのオーソドックスなデザインから、「ちょい悪感」が出たデザインとなったことが功を奏し、爆発的に販売台数を伸ばしている。フロントグリルの開き方が異なる程度であったが、わずかな違いであっても、多くのユーザーにとって魅力的となったようだ。
アルファードには、V6ガソリンエンジン、2.5Lガソリン、2.5Lハイブリッドという3つのパワートレインがあるが、最人気となったのは2.5Lガソリンで、なかでもエアロボディのお買い得車「S Cパッケージ」が大人気。中古車市場には、この後期型の2.5Lガソリン「S Cパッケージ」が非常に多く出回っており、リセールを考慮してもこのグレードがおすすめ。なかでも2020年~2021年の高年式モデルを狙ってほしいところだ。
アルファードの中古取引相場は下がり始めている
現時点(2023年4月初旬)の後期型アルファード(2.5Lエアロボディ)の中古車相場は、2018年式が税込320~575万円、2019年式は368~560万円、2020年式は370~660万円、2021年式は370~660万円といったところ。5年落ちとなる2018年式でも、高相場であることがわかる(「アルファード、走行距離5万キロ未満、2.5L、S Cパッケージ、修復歴無し」にて検索)。
もちろん走行距離は少ないほうが高くなるが、同グレード、同年式、同走行距離、同ボディカラーであっても、中古車販売店によって大きく開きがある。特にコンプリートカーは700万円を超える個体もある。だが、中古車販売業者向けのオークションでは、アルファードの取引相場は下落をし始めており、一般ユーザーが買うことができる中古車価格も、そのうち下落をし始めるものと考えられる。今から探される方は、高年式(製造年が新しい)かつ価格の安い個体を、時間をかけて探してほしい。
■トヨタ「アルファード後期型」 2018年式、S-Cパッケージ、5万キロ未満
コメント
コメントの使い方SCならアルファードって感じはするんだけど、X、SはVOXYが少し大きくなった程度の印象しかないな
金額は高くなるがこれならVOXYのってういるほうがいいかも