マジか……工賃込み15万円は高すぎだろ!! USBソケットの交換費用がスゴい!! シート内蔵型の修理代はさらに衝撃の値段

マジか……工賃込み15万円は高すぎだろ!! USBソケットの交換費用がスゴい!! シート内蔵型の修理代はさらに衝撃の値段

 付いていて当たり前という感じも否めないUSBソケット。今や全席に装備されているクルマも珍しくないほど。例えばセレナのようなシート内蔵タイプが故障したら修理代はいかほどのモノなのか!? そもそもすぐ治るモノなの!?

文:佐々木亘/写真:ベストカーWeb編集部

■人数分あるのも当然の時代!? ここ10年で当たり前になった車載USBポート

新型プリウスはタイプCを採用。国産車でもタイプAを選ぶモデルは少なくなりつつあるのだ
新型プリウスはタイプCを採用。国産車でもタイプAを選ぶモデルは少なくなりつつあるのだ

 スマートフォンやタブレットの普及で、毎日のように使用するUSBポート。一昔前は、パソコンについている変な端子的な扱いだったが、今や日常生活で目にしない日は無い。

 インパネやセンターコンソールにUSBポートが設置されるクルマが増えてきたのは2010年あたりから。当時はスマホとガラケーのユーザーが半々程度で、USBポートがついていても利用しないユーザーも多かった。

 2015年頃になるとスマホが一気に普及し、USBポートを純正で備えるクルマが当たり前になっていく。

 インパネに2口USBポートがあるクルマや、スマホの音楽をクルマで聞くために、充電用だけではなくデーター通信用のUSBポートを備える車種も増えてくる。

 現在ではインパネの2口(データ通信・充電)は当たり前であり、センターコンソール背面やフロントシート背面に、後席用のUSBポートを備えるクルマも多い。

ミニバンでは全席分のUSBポート(6個)を備えるセレナやステップワゴンが登場するなど、「USBポートの数=快適性の指標」に近くなっている。

 USBにはA・B・Cと種類があり、タイプAとタイプCを組み合わせて設置する車種が多い。しかしユーザーからは「ここはタイプAでしょ!」「なぜタイプCにしなかった!」など、USBの種類に対する指摘が増えている。

 こうした声に、一つ一つ対応していかなければならない自動車メーカーは大変だ。

■USBポート故障ならまだ安心!! 約2万円で修理可能

シート内蔵ではない仕様は比較的安価に修理が可能!!
シート内蔵ではない仕様は比較的安価に修理が可能!!

 電気系統部品であるUSBポートは、故障のリスクもそれなりにある。通電しない、変形した、何かが詰まったなど、USBの故障原因を上げていくと枚挙にいとまがない。

 例えば、一般的なインパネやセンタークラスター、センターコンソール背面などに使われることの多い、2連のUSBポートが故障(差し込み口の変形)したと仮定しよう。

 この場合、配線などには問題が無いため、ソケット部分だけの交換となる。ソケット部分の部品代は6,000円~1万円程度だ。ここに取り外しと取り付けの工賃(作業時間1h~1.5h)が加わり、おおよそ1万5000円~2万円の修理費用がかかる。

 配線の断線が発生している場合には、上記の金額にハーネス代の約4,000円が加わり、作業工賃も4,000円程度上乗せされるだろう。

 修理費用としては決して安くない金額だ。USBケーブルの抜き差しを行う際には、無理に差し込まない、雑に抜かないなど、丁寧な取り扱いを心掛けたい。

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