■シート内蔵型が高額すぎ!! 10万円オーバーもザラ
最近増えているのが、フロントシート背面にUSBポートを備えたクルマ。セレナやシエンタなどが、その一例である。
現行シエンタの場合、どのような修理になるのかトヨタ販売店に聞いてみた。USBポートはフロントシート背面に内蔵されているが、こちらはUSB部分だけの交換が可能とのこと。
取り外しと取り付けの作業は、センタークラスター部分と同じような作業となり、交換費用は2万円前後で済むという。シート丸ごとの交換にはならないというから一安心だ。
ただし、断線などが原因で、USBポートだけでなくシートヒーターなどの他の機能も故障している場合には、最悪の場合シート全体の交換が必要となるという。
この場合、部品代だけで8万円から10万円だ。作業工賃を入れると15万円程度まで金額が跳ね上がる。
決められたケーブル以外のものを無理に差し込む、水が付いてショートするなど、使い方を大きく誤ると、USBポート以外の部分に被害が及ぶケースも珍しくない。
特にシート内蔵のUSBやセンタークラスター内蔵のUSBなど、他の装備と近接したUSBポートでは、二次被害の危険性が高いため、取り扱いは丁寧に行うべきだ。
部品だけの交換で済むだろうと思っていた故障が、大掛かりな作業になるということは、最近のクルマではよくあること。特に電装系の部品は、他の装備と連動している可能性が高いので注意しよう。
スマホの充電から音楽や地図データーなどの転送まで、便利に使えるUSB。正しい使い方を心掛けて長持ちさせながら、快適なカーライフを送りたいものだ。
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