素うどんは安い。そりゃそうだ。具材やトッピングがいっさいない“だしとうどん”だけなのだから。だからといって素うどんがまずいのかといえば、答えはノー。
逆に具材やトッピングがないからこそ、いっさいのごまかしが利かない……ということは、その素性の良し悪しがはっきりわかるとも言える。
それは何もうどんだけではない。クルマだって同じこと。内外装の加飾・装飾やパワートレーンが上位グレードに比べて劣ってたって楽しめるクルマは存在する。そんな“素うどん的なクルマ”をあなたも食してみない?
文/FK、写真/スバル、ダイハツ、トヨタ、日産、ホンダ
第2世代e-POWERの恩恵を受けたいなら、日産・ノートのXグレードでマンマン満足!
2022年度はノート オーラと合わせて11万3390台を販売し、いまや日産の顔と言うべき存在となったノート。
駆動形式は2WDと4WDの2種類、グレードはAUTECH CROSSOVER +Active、AUTECH CROSSOVER、AUTECH、Xの4種類を設定するが、第2世代のe-POWERを搭載するノートならではの加速性能、燃費の良さ、静粛性を求めるのであれば224万円9500円で購入できる最廉価グレードのXグレードを選んでも満足できるはず。
専用の足回りと大径タイヤで車高を高めたAUTECH CROSSOVER +ActiveとAUTECH CROSSOVERはSUVライクなモデルであるがゆえに趣味性が高いため、一般的なユーザーのメインターゲットとなるのはAUTECHグレードかXグレードかの二択になる。
AUTECHは日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)が手がけるファクトリーカスタム車両なだけにXグレードとはあきらかに異なるスポーティ&上質な仕上がりの内外装は大きな魅力。
しかし、Xグレードも外装色が14種類(AUTECHは8種類)から選べたり、グラデーションストライプのジャージーシート・合皮レザーアームレスト・カーボン調加飾を配したインパネ・水平に広がる長いマットクロームのフィニッシャーなど、インテリアもモダンなカラーコーデが施されていて不足ナシ。
ちなみに、AUTECHとXの差額は約35万円。これが安いのか高いのかは人それぞれで捉え方は異なるが、原材料費や物流費などの高騰で2023年2月に価格が改定されたとはいうものの、224万円9500円で手に入る新車のノートがお買い得であることに異論はないハズ!?
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