最廉価グレードでも走りの良さと上質な乗り心地が十分に味わえるトヨタ・カローラ スポーツ
“新世代ベーシック”のコンセプトに相応しいスポーティなデザインをまとったカローラ スポーツ。その真骨頂は車名が示すように5大陸、のべ100万キロの走行試験で磨き上げた走りの良さにある。
ボディ開口部に環状骨格構造を採用した高剛性ボディが安定感の高い走りを実現し、新開発のアブソーバーも上質な乗り心地と操舵応答性を両立。ECO・NORMAL・SPORTという3つから選べる走行モードもドライビングの歓びを広げてくれる。
そんなカローラ スポーツのグレードは最上位のG“Z”、中間グレードのG、スタンダードなG“X”の3種類。
エンジンは34.2km/Lの低燃費を実現した1.8リッターエンジン+ハイブリッドシステムと力強い加速感を味わえる1.2リッター直噴ターボエンジンの2種類を設定するが、G“X”+1.2リッター直噴ターボエンジンの組み合わせを選べば車両本体価格は220万円とリーズナブル。
しかも、G“X”でもコネクティッドサービスを体感できる車載通信機DCMや2世代型の予防安全パッケージであるToyota Safety Senseを標準装備。ドライバーズシートもGグレードと共通のスポーティシートが採用されている。
ちなみに、最上位のG“Z”+1.8リッターエンジン+ハイブリッドシステムは289万円で差額は69万円。
内外装の加飾、ホイール、ディスプレイオーディオ、メーター、エアコン、シートなどで違いはあるものの、カローラ スポーツの走りを味わうことを優先するのであればG“X”でも過不足はないだろう。
スバル・レックスのGグレードは200万円以下のリーズナブルさが最大の魅力
2022年11月に突如復活したレックスは、スバル初の小型SUVとしてデビュー。
最小回転半径が5.0mという取り回しの良さを実現しながらも、人や荷物がしっかり載るパッケージに最新の安全装備を充実させることで普段の街乗りからちょっとした遠出まで、シーンを選ばず安心してドライブできる使い勝手の良さが光る一台だ。
グレード構成は内外装に洗練さと上質さを高めた装備を充実させた上位モデルのZ、先進の安全テクノロジーと充実の装備が採用されたスタンダートのGのふたつ。
車両本体価格がZグレードの217万1100円に対して、Gグレードは200万円を切る182万円で差額は約35万円。
ハイテン材を活用した軽量・高剛性ボディにしなやかなにストロークさせることで操安性と乗り心地を両立したサスペンション、優れた燃焼効率と力強くてスムーズな出足の加速を実現した1.2リッター直列3気筒の自然吸気エンジン、マニュアル感覚のシフトチェンジが運転する楽しさを提供するCVT制御7速シーケンシャルシフトなどを搭載。
約35万円という差額にもかかわらず、走りに関わるスペックがGグレードとZグレードで共通なのは魅力のひとつだろう。
加えて、Zグレードからは1インチダウンにはなるもののホイールはアルミ製。
さらに、マニュアルでのレベリング機能となるもののヘッドランプとクリアランスランプはLED、ドライバーの好みに合わせて4つのデザインが選択可能なアクティブマルチインフォメーションメーター、Zと同じフルファブリックシート表皮などが採用されており、Gグレードでも充実の装備を誇っている。
あなたのお財布に余裕があるのなら上位グレードを購入すればよいが、廉価グレードだって十分楽しめるし役割だってきっちり果たしてくれるのは間違いない。
イマドキのクルマは昔と違ってグレードを示すエンブレムが貼られていることもないんだし、廉価グレードだからといって引け目を感じることもないんだから、財布に優しい素うどん的なクルマを選ぶのも悪くないんじゃない?
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