2023年6月20日、三菱自動車はピックアップトラック『トライトン』をフルモデルチェンジし、7月26日にタイで世界初披露する、と発表しました。トライトンはフォルテ、ストラーダを源流に持つ三菱伝統のスポーツトラックで、現在はタイで生産され全世界へ輸出される三菱の世界戦略車。2014年に登場した現行型に続き3代目(輸出仕様「L200」としては6代目)となる。
文/ベストカーWeb編集部、写真/三菱自動車
■「いまの三菱」を代表するモデル
「The concept is BEAST MODE.(このクルマのコンセプトは”野獣モード”です)」
本日、三菱自動車からの正式リリースとともに公開された事前情報動画で、デザインを担当する三菱自動車・吉峰典彦氏は、新型トライトンのコンセプトについてこのように紹介した。
三菱自動車によれば、トライトンはアセアン、オセアニア、中南米、中近東、アフリカなど(北米を除く)世界中で好評を博してきた世界戦略車。新型は(現行型よりも)ボディサイズをひと回り大型化し、水平基調で力強いスタイリングを実現、フロントには猛禽類を思わせる眼光鋭い表情の「デイタイムランニングランプ」を採用し、ランプ下部には立体的な3連ヘッドライトを組み合わせているとのこと。早く全部見たい。
この新型トライトン、今年3月にタイで実施されたバンコクモーターショーにて、コンセプトカー「XRT」の名前で(迷彩柄の)プロトタイプが出展されており、そのときすでに「これが次期トライトンになる」と明言されていた。
トライトンといえば日本では初代型(現行型から見て先々代にあたる)が2006年~2011年に輸入され、当時のピックアップトラックブームもあって人気を博したモデル。アセアンを中心に欧州、中東、アフリカ諸国でも販売され、2022年11月には「アジアクロスカントリーラリー2022に」チーム三菱ラリーアートとして参戦、見事総合優勝を果たしている。
パワフルで、鋭いデザイン、この手の「ド迫力」を手掛けると、三菱は本当にうまい。世界中で売れまくっており、使い勝手と悪路走破性を併せ持つトライトンは、いまや三菱のイメージリーダーといえる。好調三菱の牽引役だ。
今回は「タイでの発表」とあり、また同時に開設された「新型トライトン特設ページ」は英語版のみということで、すぐに日本展開…とはいかなそうだが、それでも日本発売、お待ちしております!!
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