「生ぬるい」なんて声が出ないほどの、激辛な走りを開発陣が目指したのがタイプRだ
6代目ホンダ シビックタイプR(FL5)2022年〜 プラットフォームやパワートレーンは5代目を踏襲。そういった成り立ちだけに細かな改良が積み重ねられた正常進化を果たし、現行モデルは現在FF車ニュル最速に君臨中だ
6代目ホンダ シビックタイプR(FL5)
6代目ホンダ シビックタイプR(FL5)
6代目ホンダ シビックタイプR(FL5)
初代ホンダ シビックタイプR(EK9)1999〜2001年 タイプR第三弾として登場
初代ホンダ シビックタイプR(EK9) タイプR化の手法は初代インテRにほぼ準じており、15psのパワーアップ、軽量化、サスペンションの強化、ヘリカルLSDやエアロパーツの装着、インテリアの変更など
初代ホンダ シビックタイプR(EK9) 初代インテRに対し車体が新しいこともあり、クルマとしてのポテンシャルは初代インテR以上だった
初代ホンダ シビックタイプR(EK9)
2代目ホンダ シビックタイプR(EP3)2001〜2005年 2代目インテRとプラットフォームや2L・NAエンジンを共用する、3ドアハッチバックというポジションで、英国で生産される輸入車となった
2代目ホンダ シビックタイプR(EP3) 走りのキャラクターは2代目インテRに対してマイルドという棲み分けが行われており、シフトはベースとなった7代目シビックと同様のMTのインパネシフトだった
2代目ホンダ シビックタイプR(EP3)
2代目ホンダ シビックタイプR(EP3)
3代目ホンダ シビックタイプR(FD2)2007〜2010年 4ドアセダンとなった3代目シビックタイプRは、いかにもタイプRらしい「トコトンやる!」というモデルだった
3代目ホンダ シビックタイプR(FD2) サスペンションやタイヤの硬さにより公道での乗り心地は劣悪であったが、その代わりサーキットでの速さ、楽しさ、気持ちよさは歴代タイプRトップクラスであり、いまだファンも多い
3代目ホンダ シビックタイプR(FD2)
3代目ホンダ シビックタイプR(FD2)
4代目ホンダ シビックタイプR(FK2)2015〜2016年 復活したシビックタイプRのコンセプトは、「量産FF車ニュル最速」だった
4代目ホンダ シビックタイプR(FK2) 車体はフィットベースだった当時の欧州シビックながら、エンジンはタイプR史上初となるターボ(2L)を搭載し、車体やサスペンションも徹底的に強化。結果、当時のFF車ニュル最速となる7分50秒63を記録した
4代目ホンダ シビックタイプR(FK2)
4代目ホンダ シビックタイプR(FK2)
5代目ホンダ シビックタイプR(FK8)2017〜2021年 5代目モデルは日本でのシビック復活と同時にカタログモデルとして登場
5代目ホンダ シビックタイプR(FK8) ベースとなるシビックもタイプR化を想定し開発され、全体的に車体に余裕のあるモデルとなり、5代目モデルも登場時にはFF車ニュル最速タイムを記録。また、普段乗りでは乗り心地のいい快適なクルマだった
5代目ホンダ シビックタイプR(FK8)
5代目ホンダ シビックタイプR(FK8)
初代ホンダ インテグラタイプR(DC2)1995〜2001年 3代目インテグラのテコ入れの目的もあり、タイプR第二弾として登場
初代ホンダ インテグラタイプR(DC2)1995〜2001年 タイプR化の手法は価格こそ違うが、初代NSXとそう変わらず。結果、初代インテRは操る楽しさに溢れたFF日本最速車となり、人気車となった
初代ホンダ インテグラタイプR(DC2)
初代ホンダ インテグラタイプR(DC2)
2代目ホンダ インテグラタイプR(DC5)2001〜2007年 初代インテRは予想外の人気車となったこともあり、DC5型でも継続。プラットフォームは当時のシビックのものを使い、エンジンは2Lに排気量アップされ、フロントキャリパーはブレンボを採用
2代目ホンダ インテグラタイプR(DC5) 初代インテRに対し重量増などのハンデはあったが、それでも初代インテRを上回る速さを実現した
2代目ホンダ インテグラタイプR(DC5)
2代目ホンダ インテグラタイプR(DC5)
2004年のマイナーチェンジでヘッドライト形状を変更。剛性アップやサスペンションセッティングの見直しが図られた。残念ながら、このモデルで歴史に幕を下ろした
ホンダ NSX(I型)1992〜1996年 最初のタイプRとなったNSXタイプRはポルシェ911で言えばRSに相当する「軽量チューニング版」
ホンダ NSX(I型)1992〜1996年 車重は標準車に対し120kg軽量化され、パワートレーンは数値こそ変わらないもののエンジン内部パーツのバランス取りを行い、ファイナルギアなどを変更
ホンダ NSX(I型)
ホンダ NSX(IV型)1992〜1996年 エンジンは標準車同様3.2Lとなったほか、空力性能も向上し、速さと完成度が高まった
ホンダ NSX(IV型)
ホンダ NSX(IV型)
ホンダ NSX(IV型)
ホンダ アコード ユーロR(初代) 2.2Lエンジンを搭載したユーロRはサスペンションなど各部を強化しながらコンセプトどおりに仕上がっており、次の7代目モデルでも継続され、今もファンは多い
ホンダ トルネオ ユーロR
ホンダ トルネオ ユーロR
ホンダ トルネオ ユーロR
ホンダ アコード ユーロR
ホンダ アコード ユーロR
ホンダ アコード ユーロR
3代目(欧州仕様)シビックタイプRユーロ 2007〜2012年 当時のフィットをベースにした欧州向けシビックのスポーツモデルで、ユーロの車名どおりタイプRとユーロRの要素をミックスした公道向けのキャラクターを備えていた
3代目(欧州仕様)シビックタイプRユーロ タイプRユーロは2009年に2010台、2010年にも1500台が輸入されており、マニアックな割に中古車は意外に多い
3代目(欧州仕様)シビックタイプRユーロ
3代目(欧州仕様)シビックタイプRユーロ
ホンダ NSX-R GT 2005年 スーパーGT参戦車に必要なバンパー、サイドとエンジン上部のエアインテークなどを装着したホモロゲモデル。販売期間は1カ月、限定5台で、価格は5000万円!
ホンダ NSX-R GT
2018年にバースレーシングプロジェクトがOPクラスに投入したFK8シビックタイプR
2022年まで全日本ラリーに参戦していたシビックタイプRユーロ(FN2)