レクサスLBX登場でブーム到来! 使いやすさ抜群のライバル電動コンパクトSUV11選

レクサスLBX登場でブーム到来! 使いやすさ抜群のライバル電動コンパクトSUV11選

 レクサスLBX発表により熾烈さを増すこと確実となった電動コンパクトSUVのカテゴリー。そこで、LBXがこれから立ち向かうライバルたちを一台ずつチェックしよう! なお今回はOEM車は扱わないので悪しからず。

※本稿は2023年7月のものです
文/松田秀士、岡本幸一郎、写真/ベストカー編集部 ほか、値引き&納期/遠藤徹
初出:『ベストカー』2023年8月26日号

■トヨタ ヤリスクロス(228万4000~293万6000円/販売台数5万220台)

LBX最大のライバルは身内にあり。コンパクトSUVとして完成度は非常に高い
LBX最大のライバルは身内にあり。コンパクトSUVとして完成度は非常に高い

 レクサスLBXと同じGA-Bプラットフォームを採用するヤリスクロスは2020年にデビューしている。ヤリスのSUV版という位置づけだが、室内スペース(特に後部座席)が広くコンパクトSUVとして一目置かれる存在だ。

 1.5L・3気筒エンジンにFFのハイブリッドと電動四輪駆動の2車種があり、FFはリアサスが左右で繋がったリジッドのトーションビーム式だが四輪駆動のE-Four(後輪モーター駆動)はモーターを搭載する関係上、左右独立式のダブルウィッシュボーン式をリアサスに採用している。

 このためE-Fourは悪路や凸凹のきつい舗装路での四輪の接地性が高く、このことが乗り心地にも好影響を与えている。とりわけ家族が多く、多人数乗車を考えるならヤリスよりもヤリスクロスとなるわけで、後席快適性を重視したいならE-Fourのストライクゾーンは広い。

 その乗り心地はFFモデルで比較してもヤリスより圧倒的にノイズもバイブレーションもハーシュネス(突き上げ感)も快適で、コンパクトSUVとしてコスパにも優れる。

 モーターパワーのアシストが適切で特にスタートダッシュは心地いい。ハンドリングはサスストロークがしっかりあり、スムーズで間口の広い操縦性だ。販売台数も5万220台も売れているのは、そういった作りのよさもあるだろう。

●ひと声値引きと納期は?

 10万円/納期未定。間もなくオーダーストップかも。2024年早々のマイナーチェンジまで買えない可能性あり。トヨタ全店を回り買い得車を探す。

・お買い得度:4
・走りの良さ:4
・使い勝手もよさ:4
・質感:3

■トヨタ カローラクロス(259万~319万9000円/販売台数3万7090台)

ヤリスクロスよりも大きいGA-Cプラットフォームを採用するトヨタ カローラクロス。パンチある加速はないがスムーズで燃費重視な走りが楽しめる
ヤリスクロスよりも大きいGA-Cプラットフォームを採用するトヨタ カローラクロス。パンチある加速はないがスムーズで燃費重視な走りが楽しめる

 GA-Cプラットフォームを採用するカローラクロスはコンパクト系のGA-Bを採用するレクサスLBXに比べたら、より実用性をテーマに開発されたモデルだ。

 多人数乗車やたくさんの荷物を運ぶことを前提に、後席空間を犠牲にせず、荷室高も低めに設計。また荷室幅も広いので荷物の積み降ろしが楽に行えるようになっている。

 ただ荷室高を低く設計したため、リアシート背もたれを畳んだ時に段差ができてしまう。この段差を補うオプションのアクティブボックスは必須品だ。

 ハイブリッドシステムは先代プリウスに採用されていた1.8Lエンジンのもので、バイポーラ型バッテリーに比べると力強い加速感はないが、スムーズで燃費を重視した加速フィールだ。カローラというネーミングにふさわしく実用性を忘れていない。

 FFとE-Fourの設定があり、ヤリスクロス同様にE-Fourはリアサスがダブルウィッシュボーンとなる。

●ひと声値引きと納期は?

 15万円/納期未定。近く一部改良で再開かも。トヨタ全店舗を回り、買い得車を探す。マイナーチェンジを承知していることを指摘する。

・お買い得度:4
・走りの良さ:3
・使い勝手もよさ:5
・質感:3

次ページは : ■ホンダ ヴェゼル(265万8700~329万8900円/販売台数2万2770台)

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