■ホンダ ヴェゼル(265万8700~329万8900円/販売台数2万2770台)
ヴェゼルはe:HEVを採用するが、これはエンジンで発電し、市街地など約80km/h以下ではその電力を使ってモーター駆動で走行する。ただし高速道路など約80km/h以上では走行状況に応じてエンジンが直接駆動を行う。高速走行時ではエンジンの駆動を直接伝えたほうが燃費がよいのだ。
外観は個性的でスタイリッシュ。レクサスLBXに比べれば内外装の質感で劣るかもしれないが、価格を考慮すればかなり頑張っていると感じる。ホンダセンシングが全車標準装備となっていて、安全装備面での充実度は高い。
●ひと声値引きと納期は?
15万円/納期1年。留意点として、納期が長いのでそのつもりでゆったり構える。扱うホンダカーズ店を多数回り、買い得の在庫を探す。
・お買い得度:4
・走りの良さ:4
・使い勝手もよさ:3
・質感:4
■マツダ CX-30(245万8500~391万5980円/販売台数1万236台)
CX-30はコンパクトSUVクラスのなかで唯一レクサスLBXと戦える内外装のデザインと質感を備えたモデルだろう。雑味をすべて削除した和のデザインテイストはマツダの真骨頂で、ドライブするたびに脳内活性ホルモンを多量に分泌させるような、乗るたびに新鮮さを失わないモデルだ。
CX-30のハイブリッドシステムは本格的ではない、いわゆるマイルドハイブリッドといわれるもので、小型のリチウムイオン電池を搭載し発電機を兼ねたモーターがベルト駆動でエンジンをアシストするもの。走りのメインはエンジン駆動でトランスミッションは6速ATのほかに6速MTもチョイスできる。
●ひと声値引きと納期は?
20万円/納期3カ月。トヨタや日産のライバル車との競合を中心に攻めるのが効果的。都市部はマツダ店同士の対決も組み合わせる。
・お買い得度:3
・走りの良さ:4
・使い勝手もよさ:3
・質感:5
■ダイハツ ロッキー(212万6000~235万7000円/販売台数9589台)
ありそうでなかったクルマ。5ナンバーサイズなので狭い日本でも取り回しがよく、それでいて日本人の好みにあった角張ったフォルムのおかげで室内空間と荷室は充分な広さ確保されているし、小さいながらも立派に見える。
走りがマイナーチェンジで格段に向上したのもポイント高い。前期型だと1点だったところ、DNGA本来のよさが出て、乗り心地も操縦安定性も激変している。
1L・3気筒ターボはいかにもターボらしい力強い加速フィールが魅力で、「e-SMART」と呼ぶ独自のハイブリッドはリニアな加速で静かで上質な走りが持ち味だ。
フロントのデザインがシンプルにまとめられていて、このフロントフェイスがよく似合うコンパーノレッドはロッキーの専用色だ。
●ひと声値引きと納期は?
20万円/納期3カ月。不正問題の影響で現在ロッキーe-SMARTハイブリッドの受注を停止している。ガソリン車ならば購入可能だろう。
・お買い得度:5
・走りの良さ:4
・使い勝手もよさ:4
・質感:3
コメント
コメントの使い方ロッキーはランクインすべきですかね?不正もあり、安っぽさが目立つうえに街中にもあまり走っていないし、エスクードが入ってる点記者さんは結構分かる方なのでしょうが…。