ジャパンモビリティショーに向けたEVコンセプトカーとして、日産が4番目のモデルを公開した。その名も「日産ハイパーパンク」。トンがったこだわりのある人にピッタリの1台だ!
文/ベストカーWeb編集部、写真/日産自動車
■脈拍や脳波から最適な音楽も選んでくれる!
「ハイパーアーバン」「ハイパーアドベンチャー」「ハイパーツアラー」と、ジャパンモビリティショーに向けたEVコンセプトカーを発表してきた日産が4台目のモデルを公開した。カテゴリーとしてはSUVに属すと思われるが、前衛さと過激さを強調した「ハイパーパンク」というモデルだ。
その過激さは、なによりエクステリアに現われている。折り紙を折ったような多角形で構成され、ポリゴンで構成されたデジタルアートのようだ。他者とは異なる自己表現をしたいオーナーと、新しい技術やデザインにチャレンジする日産のマインドを表しているという。
大胆なボディカラーにも目を奪われるが、ディテールも凝っている。リアを飾るLEDがその代表例。EVではありえないマフラーからの炎を表現しているといい「デジタル・バックファイアー」と呼ぶそうだ。
インテリアも和紙や折り紙をモチーフとしているが、運転はクルマにまかせて、クリエイターが音楽や映像を制作できる「移動式クリエイティブスタジオ」がコンセプトだという。
車載カメラが映したクルマ周辺の景観を、AIがオーナーの好みに応じてマンガチックに、あるいはグラフィカルパターンに変換し、想像力をかき立てる仕組みなどが実装されている。
同様に乗員の脈拍や体温を検知して気分に合った音楽をかけたりすることもできるそうで、Z世代のクルマユーザーなどにも受け入れられそうだ。
パワートレインなどについてアナウンスはなされていないが、先行する3台と同様、全固体電池を動力源とし、日産お得意の電子制御4輪駆動システム「e-4ORCE」を搭載すると予想する。
日産ハイパーパンクは、ジャパンモビリティショーに実車が展示されるが、これに先駆けて、先に公開された3台も含めた先行露出がスタートした。
10月25日までは東京・新宿駅東口にある巨大な裸眼3Dスクリーン「クロス新宿ビジョン」で、4台の迫力ある姿が見られる。さらに10月25日からは人気ゲーム「フォートナイト」内で、「NISSAN ELECTRIFY THE WORLD」というイベントを開催するという。
メディアを横断するチャレンジングなアピールに注目すべし!
【画像ギャラリー】Z世代にも刺さる1台。日産ハイパーパンクのディテールを見よ!(6枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方「バックファイアー」じゃなくて「アフターファイヤー」ですね。