北米日産はアメリカ・ラスベガスで開催(10月31日~11月31日ま)されているSEMAショーにて、初代S30型240Zのサファリラリー優勝車を、現行のフェアレディZで再現した「サファリラリーZトリビュート」をS30Zのサファリラリー優勝車のレプリカとともに出展した。
文/ベストカーWeb編集部、写真/日産自動車
■1971年の東アフリカサファリラリーの優勝車、ダットサン240Zをオマージュ
北米日産は、1971年に東アフリカサファリラリーで優勝したダットサン240Zをオマージュした「サファリラリーZトリビュート」を公開した。ただし、外観をサファリラリー風にしただけじゃない。エンジンから足回り、インテリアに至るまで本気で作っているのに驚き!
このサファリラリーZトリビュートを製作するにあたり、サウスカロライナを拠点とするトミー・パイク・カスタムズは、オンロードだけでなく、サスペンションやライトポッドなどを装備し、オフロード走行にも耐えうる性能を目指して製作された。
エクステリアはまさにS30型240Zのサファリラリー優勝車に瓜二つ。アルミニウム製のフードは、往年のライトポッドが装着された往年のラリーカーを感じさせるもので、4インチのNISMO製ドライビングライトが雰囲気たっぷり。
そのほか、フロントバンパーガードやスキッドプレート、6インチのNISMOオフロードドライビングライトが装着され、なかなかの作り。
■400psのエンジン、インテリアもしっかり手を入れている
パワートレインはAMSパフォーマンスがチューニングした400hpオーバーのVR30DDTTが搭載され、NISMO製のトラックカットバックエキゾーストシステムやコールドエアインテーク、カーボンファイバー製エンジンカバー、冷却剤拡張タンク、ヒートエクスチェンジャー、ストリートツインディスククラッチとフライホイールなどを装備している。
足回りはノーマルのクーペから2インチアップしたカスタムKWサファリサスペンションをはじめ、ダート対応のヨコハマ GEOLANDAR M/T G003 タイヤと17 ×7.5 インチの NISMOサファリホイール、各種強化アーム、NISMO製ストラットタワーバー、トミーパイク製ブレーキパッケージなどで強化されている。
インテリアもまるで現代のラリーに参戦するかのように本格的だ。4点式ハーネスを備えたロールケージやRECARO製ポールポジションシートを装着している。
そのままコンプリートカーとして発売されてもおかしくない仕上がり。ぜひこのサファリラリーZトリビュートを発売してほしい!
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コメント
コメントの使い方近年の日産コンセプトカーの中で断トツ好きです。
ただ同様のジュークコンセプトは、本当にモックとCGだけで終わってしまいましたから、
このZこそは、実際にダカールやラリーに参加できる車両に仕上げて、戦って欲しいと強く願います。