往来するクルマにタダで乗せてもらう「ヒッチハイク」。海外の映画やドラマで、ヒッチハイクで移動をするというシーンをみかけますが、現在のアメリカでは、犯罪防止の観点から、多くの州で違法とされています。ただ、日本ではヒッチハイク自体を禁止する法律はなく、ヒッチハイクをすること自体は違法ではなありません。しかしながら、場合によっては違法となることもあります。
文:吉川賢一
写真:Adobe Stock_structuresxx
写真:Adobe Stock、写真AC
アメリカのほか、オーストラリアや南アフリカでも禁止されている
目的地を書いた紙を持ってドライバーにアピールし、タダで目的地(もしくはその近所)に連れて行ってもらうヒッチハイク。冒頭で触れたように、海外の文化であるイメージが強いヒッチハイクですが、日本でも高速道路のサービスエリアやインターチェンジの入り口付近で、行先プレートを掲げる人を見かけることがあります。コロナ禍があけた2023年の春ごろは、特によく見かけました。
実は筆者も20年近くまえ、ヒッチハイクをしていた人を乗せたことがあります。夜20時ごろ、神奈川から栃木へ向かうため、国道新4号線をクルマで北上移動をしていたときのこと。コンビニに立ち寄った際、クルマの窓を「コンコン」とされ、大学生くらいの男性に「乗せてほしい」といわれました。興味本位でOKをして1時間ほど一緒に移動したのち、再びコンビニでお別れしましたが、 1990年代に放送されていた、テレビの某バラエティ番組で、芸人のコンビがヒッチハイクで大陸横断するという企画のファンだった筆者は、「ほんとにやる人いるんだー」と思った記憶があります。
冒頭でも触れたように、ヒッチハイクは、乗せるほうも犯罪に巻き込まれるリスクが高いことから、海外では違法な行為とされている国もあり、アメリカをはじめとして、オーストラリアや南アフリカなどでも、ヒッチハイクは禁止されているそう。これらの国に旅行に行った際にヒッチハイクをしないことはもちろんのこと、レンタカーで移動中にヒッチハイクしている人を見かけても、絶対に乗せてはいけません。
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