2023年11月12日(日)、富士スピードウェイで開催された「S耐ファイナル 富士4時間レースwithフジニックフェス」のイベント広場にて、トヨタのFCEV「MIRAI」のスポーツバージョンである「MIRAI Sports」試作2号車がイベント広場にて一般展示された。完成度が非常に高くてびっくり!! これ…このまま市販できるのでは。
文、写真/ベストカーWeb編集部
■市販仕様のお値段は…1000万円…? もうちょい高い??
富士スピードウェイで開催された「スーパー耐久2023最終戦」にて一般公開されていた「MIRAI Sports」(2号車)、多くの観客は横に置いてあった新型クラウンセダンに注目していたが、なにげにこちらも大注目で、完成度が非常に高く、興味深く眺めていたクルマ好きらしいお客さんから「これもう売ってるの?」と質問が飛んでいた(「まだです」と説明員の方が返答)。
今回展示された「MIRAI Sports」は、今年5月に富士24時間レースで公開された「1号車」の進化版であり、今年9月に同じく富士スピードウェイで開催されたWEC(世界耐久選手権)富士6時間レースで(ル・マン24時間を運営するACOフランス西部自動車クラブの)ピエール・フィヨン会長が本コースをドライブして見せた車両とのこと。
「1号車はデザインコンセプトカーでしたが、この2号車は、足回りにRSRの車高調を入れて、東富士の”匠(たくみ)”がしっかり作り込んで、バンパーもFRPになっています。このまま走れます。駆動ユニットも(トヨタの)社内にまだ2基しかない2.5世代のFCスタックを積んでいて、出力が(MIRAIのノーマルバージョンの)128kwから135kwへ上がっています」
さすがの仕上がりで、このままのボディカラーで発売したら売れそう。
SARD製のリアウイングも装着されて、すげえカッコいいMIRAI Sports「バージョン2」、「これ、もう市販できそうじゃないですか、いくらくらいで売るんですか?」と、現場の説明員の方に直球の質問を投げてみると、「いくらなら買ってもらえますかね…?」と逆質問。
ノーマルのMIRAIが800万円、FCEV仕様の新型クラウンセダンが830万円くらいだと考えると…1000万円…くらい…か?
「なるほど…、もうちょっと出せませんかね?」とのこと。カローラとGRカローラ、シビックとシビックタイプRの関係を考えると、ベース車の1.35倍~1.5倍くらいだろうか。そうすると1200万円くらいか…。なかなかのお値打ち価格だが、はたしてどうなるか。
「一部のサーキット走行用(レース用)車両というわけではなく、多くの一般ユーザーに乗ってほしくて、もろもろの安全基準もクリアできるよう作っています」との説明があり、コンペティション用ではなく、あえてハードルの高い「市販モデル」の道を選んだことを教えてくれた。
重ねて書きますが、完成度がむちゃくちゃ高くて、2024年内の市販もまったく問題ない印象でした。
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