桜前線も北上し行楽シーズンを迎えてクルマで出掛けて、高速道路を利用する機会が増えるはず。ドライブ途中の休憩や食事に利用する高速道路のサービスエリア(以下SA)、パーキングエリア(PA)は大きく様変わりし、メニューが多彩になるだけでなく味もグンとグレードアップ。
B級グルメだけでなく、本格グルメも楽しめるようになり高速道路のグルメ巡りを楽しむ人たちも増えている。
その影響からか、施設の充実したSAは混んでいることが多い。その一方でPAは規模小さいというイメージが強いせいか、比較的空いていることがある。仕事柄高速道路を利用すること多いのだが、大きくて派手なSAよりも、実はPAにこそ隠れた逸品グルメが多いと感じる。
派手さはないが味のレベルが相当高い。そこで旅行に出掛けた際に食べて欲しい東名高速道路のPAの隠れた上手いラーメンを紹介したい。
一日で往復できる距離ということで東京から小牧間の約660kmの行程を660ccの軽自動車でロングインプレションを敢行。そして今回のラーメン巡りのパートナーは日産デイズルークス。
ダイハツタントやホンダN-BOX、スズキスペーシアなどと人気のスーパーハイトワゴンの一角を占める車種。広い室内空間と駐車時に便利なアラウンドビューモニターや衝突回避システムのエマージェンシーブレーキを装着している。
軽自動車は街乗り用と考えている人も多いだろうが、今回のインプレによって最新の軽自動車はロングドライブにも使用できるかどうかをジャッジすることもできるというわけだ。
東京を出発して、早速10km以上の渋滞の洗礼を浴びる。車内が狭いとイライラしがちだが、不思議なことにルークスの広い室内だとあまりイライラしない。開放感が良い影響に出ているのだろうか。予定より約1時間遅れて到着したのが、御殿場の手前にある鮎沢PA。ここは上下線ともに駐車スペースが大きく、シャワースペースも完備する職業ドライバー御用達のPA。
この鮎沢PAで食べたのは「よくばり野菜ラーメン」700円。朝から重そう!と思う人もいるだろうが、このラーメン、見た目より全然味はさっぱりしている。富士の伏流水で作られた1.5玉分の中太麺に290gの絶妙なゆで加減のシャキシャキ野菜がどんぶりを彩る。野菜のエキスが甘みを加えた、優しいスープは朝から完食できるのだ。
鮎沢PAを出発して、東名高速道路を約1時間走り、日本坂トンネルを通り抜けると日本坂PAに到着。ここではフードコートにある炙り屋の「熟成醤油の肉そば」790円をいただく。今度は特製の熟成京都醤油のスープの上にはじっくりと煮込んだ豚肉と卵黄、特製大根おろしが埋め尽くす。
食べるときには少々下品と思うかも知れないが、かき混ぜながら食べるのがツウだ。ニンニクの利いた豚肉とピリ辛の大根おろしが、背脂入ったスープをまろやかにして、食が進む。かき混ぜてながら食べると味の変化も楽しめる。
日本坂PAを出発して、折り返し地点の小牧ICを目指す。正直、軽自動車で高速道路を長距離走るのはキツイかもと考えていたが、全くの心配なかった。厚みのあるルークスのシートはしっかりと体を支えてくれるので本当に疲れづらい。さすがに勾配のキツイ部分ではパワー不足を感じるシーンもあるが、それもほんのわずか。街乗り中心のインプレでは見えない軽自動車の実力を見ることが出来た。
小牧ICで折り返して上り線に突入。最初に入ったのは赤塚PA。ここで食べたのは「三河の鶏塩ラ~麺」700円。名前の通り三河名産の蒸し鶏や豊橋産のうずらの玉子、大葉がトッピングされている。あっさりしたなかにコクがあるスープは沖縄塩をベースに使用。3杯目でも箸が進む。女性にもオススメの一品だ。
赤塚PAを出発して、浜名湖のうなぎにも目をくれず向かったのは御殿場の手前にある駒門PA。富士山の名水を汲めるPAとしても有名だが、今回の〆の一杯は19時半までしか食べられない「もつ煮ラーメン」750円。
味噌ラーメンにもつ煮を入れたこってり濃厚な一品。もつもたっぷり入っているが、豆腐も半丁ぐらい入っていてボリューム満点。お好みで一味唐辛子や豆板醤、おろしにんにくを入れるとご飯が食べたくなる。そんなときはプラス50円で小ライスのセットがオススメだ。
渋滞もなく、東京に戻った。今回660km走ってみて感じたのは、この距離なら楽勝で行けるということ。今回のデイズルークスは自然吸気エンジンだったが、ストレスを感じるシーンは少なく、ロングドライブはラクラクこなせる。クルマを長時間乗ると短い試乗ではわからないクルマの魅力が見えてくるのだ。
そんなデイズルークスをはじめ、日産の先進安全装備「ワクテク」を搭載した5車種を今、一泊二日の無料モニターキャンペーンを行っている。クルマの購入を真剣に考えている人だけでなく、気になるクルマがある人はこのキャンペーンを利用して見るのはどうだろうか。
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