近年、勢いが加速しているSUVだが、その勢いはまだまだ止まらない!
名門ブランドのパジェロが2019年8月いっぱいで、国内向け生産を終了する一方、年内から2020年にかけて、さらなる新規車種、そしてフルモデルチェンジ車が続々投入される見込みだ。
本稿では、2019年後半と2020年に投入される新型SUVの中から特に注目度の高いモデルをピックアップし、その最新情報を紹介。特に2020年は大物モデルのフルモデルチェンジが続々登場する見込みとなっている。
文:ベストカー編集部
写真:編集部
ベストカー 2019年6月26日号
2019年後半に出る注目SUVは?
まずは2019年後半にデビューするSUVから。
エクリプスクロスのディーゼルターボが、2019年6月13日に登場したが、9月にはダイハツの1.5LコンパクトSUVが、トヨタにもOEM供給されて登場。さらにはスズキ エスクードもフルモデルチェンジをおこなう。
また、10月にはマツダ CX-30の登場も予定され、さらにフリードのマイチェンでクロスオーバーが加わる。そして、12月はハスラーのフルモデルチェンジも予定されている。
■トヨタ/ダイハツ 新型コンパクトSUV
東京モーターショー2019の直前にデビューするダイハツのコンパクトSUVは、直列3気筒、1Lターボエンジンを搭載。
全長3980×全幅1695×全高1600mmの扱いやすいサイズで、ジムニーシエラの競合車という位置づけとなる。
こちらは4ドアであることがアドバンテージで、価格もジムニーシエラを意識した設定になるはず。また、トヨタでも販売される。
■スズキ 新型エスクード
2015年に登場したエスクードが4年で早くもフルモデルチェンジして、2019年9月に登場するという情報。
現行型はハンガリーで生産して日本に輸入しているが、次期モデルも同じとなりそう。エンジンは現行型の1.4L直噴ターボの改良型となる。
■ホンダ フリードクロス
2019年10月のフリードのマイチェンで「クロス」が追加される。外観をSUV風に変えるだけでなく、最低地上高もアップ。1.5Lのガソリンとハイブリッドで、4WDもある。
■スズキ 新型ハスラー
2019年で発売から6年目を迎えたハスラーが、12月にフルモデルチェンジ。マイルドハイブリッドがメインとなる。
2020年も大物SUVが続々登場!
2020年も大物揃いだ。春先にトヨタの新型SUV、Tjクルーザーが登場し、日産 ジュークがフルモデルチェンジ予定。
また、夏には超大物ランドクルーザーがモデルチェンジしてランクル300に進化する。
秋は日産 エクストレイル、三菱 アウトランダーのフルモデルチェンジがあり、2019年10月にモデルチェンジする新型フィットのクロスオーバーが約1年遅れで追加される。
■トヨタ Tjクルーザー
Tjクルーザーは2020年注目の新型クロスオーバー。
全長4300×全幅1775×全高1620mmというコンパクトなサイズで、パワーユニットは2Lのガソリンと1.8Lハイブリッドと予想。
2列シートのスライドドアで、助手側の前後シートは折り畳んでフラットにできるなど使いやすい。
■日産 新型ジューク
当初の計画より遅れていたジュークだが、2020年春にフルモデルチェンジ予定。
外観の強烈な個性を残しながら、パワーユニットはe-POWERに進化する。スポーティなNISMOバージョンも遅れて追加されそうだ。
■日産 新型エクストレイル
新型エクストレイルはアライアンスを組む三菱アウトランダーとプラットフォームを共用して2020年秋に登場。
高出力版のe-POWERを搭載し、パワーとエコを両立。4WDシステムも最新型が用意される。ジュークと同様、スポーティなNISMOバージョンもある。
■トヨタ ランクル300
登場から12年目を迎えたランクル200が、2020年ついにフルモデルチェンジ。
パワーユニットは、従来のV8・4.6LエンジンからダウンサイズするV6・3.5Lターボとそれにモーターを組みわせたハイブリッドの2本立てで、伝統のラダーフレームはさらに強固に進化。
高級感と世界最強のタフさを兼ね備えた作りは健在である。そのレクサス版となるLXも少し遅れて追加となる予定だ。
■フィット クロスオーバー
2019年10月にモデルチェンジするフィットに最低地上高を上げたクロスオーバーが用意される。
ベースのフィットから1年ほど遅れ、2020年秋デビューという情報だ。パワーユニットは1Lターボと1.5Lのi-MMDが有力。
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