チャンピオンが決定し、すでに次のシーズンに向けて動き出しているモータースポーツ界。すべてのカテゴリーで2023年シーズンが終了したモータスポーツを総括し、「これは驚いた!」という出来事を、4つのカテゴリーで選出した。
※本稿は2023年12月のものです
文/津川哲夫、国沢光宏、吉田知弘、段純恵、写真/TOYOTA Gazoo Racing、ホンダ
初出:『ベストカー』2024年1月10日号
■シーズン終わりにびっくりニュースが待っていたWRC
まあまあ順当だった2023年のWRCだったけれど、最後になって驚いた! カッレ・ロバンペラ(23歳)、連覇を狙うかと思っていたのに2024年は事実上のお休みだって。あまりに若すぎるので疲れちゃったんだろう。気持ちは何となく理解できる。
同時に5年くらい前から「引退する」と言っていたオジエがロバンペラと参戦をシェアすることに。オジエ、トヨタを気に入っているということ。WRCファンからすればロバンペラもオジエも見られるということだからいいニュースです。
■ホンダが2026年に再参戦を発表したF1
レッドブル・ホンダの22戦21勝は驚きを超えた。その快挙を支えたのはもちろんホンダPU、RBとの最強のコラボの結果だ。
しかし2022年末にはホンダワークスはF1を撤退。この撤退には驚かないが撤退直後に何と2026年からアストンマーティンと組んでF1に再参戦を発表したのには驚かされた。最強RBとの共闘を捨てた理由が理解不能だ。
2023年シーズン席巻は驚きの結果だが、ホンダ驚愕の行動のおかげで影が薄くなる。ホンダのF1に対する考えはよくも悪くも常識破りだ。
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