ついに詳細が明らかになった新型ランドクルーザー250。すでにグレード選びに悩んでいる読者も多いと思うが、微妙なのが値付けだ。ここではグレードごとの価格や既存ランクルファミリーとの価格差をチェックしてみよう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/トヨタ
■GXにガソリンなし! 価格は520万円から
ランドクルーザー250にはGX、VX、ZXという3つのグレードがある。ガソリンモデルがあるのは中位グレードのVXのみで、それ以外はすべてディーゼルとなる。価格は以下の通りだ。
【GX(5人乗り)】520万円(ディーゼル)
【VX(7人乗り)】545万円(ガソリン)、630万円(ディーゼル)
【ZX(7人乗り)】735万円(ディーゼル)
【VX(7人乗り)ファーストエディション】590万円(ガソリン)、700万円(ディーゼル)
【ZX(7人乗り)ファーストエディション】785万円(ディーゼル)
※ファーストエディションは限定モデル
トヨタはランクル250の発表会で、日本仕様のガソリンエンジン(2TR-FE型2.7L)については「良品廉価ベーシックパワートレーン」とうたっていた。
しかし現実的なラインナップでは、ベースグレードのGXにガソリンモデルがないため、そのベーシックなエンジンがほしいと思っても545万円という出費になる。
■プラドからの移行を考えると400万円台のモデルが必要では?
また、ストレートな比較はできないが、現行のランクル150プラドの価格は以下のようになる。
【TX(5人乗り)】367.6万円(ガソリン)、433万円(ディーゼル)
【TX-L(5人乗り)】417.9万円(ガソリン)、483.9万円(ディーゼル)
【TZ-G(7人乗り)】554.3万円(ディーゼル)
つまりプラドに乗っているオーナーにしてみれば、ランクル250を買うということは、もっとも安いGXを選んでも、プラドの最上級グレード「TZ-G」に近い出費を伴うということだ。
プラドは2009年にデビューしているから、当時のコスト感を250に当てはめるのは酷だと思うが、300をランクルの象徴、250を生活実用を担う原点回帰と位置付けるトヨタのコンセプトからすれば、「400万円台のモデルがほしい」と思うのはベストカーWebだけではないだろう。
過去にも報じているが、VXのガソリンとディーゼルの価格差は85万円だ。この価格差をGXのディーゼルから引き算すれば、ガソリンモデルは435万円という予想が可能になる。まさに「生活実用」にふさわしいプライスだと思うのだが、はたしてトヨタはどう考えているのだろうか?
【画像ギャラリー】祭りの予感! ランクル250のお姿をじっくりみて!(6枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方