運転していてときどき遭遇するのが、オーバーパスやアンダーパスの先で右Uターンして側道へ入るケース。これって違反なように思えるんだけど、違うの?
文:ベストカーWeb編集部/写真:Google Map、ベストカーWeb編集部
■Uターンじゃなくて180度右折。交通法規的にも問題なし
筆者の自宅は線路脇にある。線路の反対側から家に向かう場合、アンダーパスで線路をくぐった後、アンダーパスの切れたところをぐるんと右Uターンして側道に入るのだが、いつも「これって違反じゃないだろうな」と不安だった。実際どうなんだろう?
正解をいうと、こいつはOK! 法規的にはこれは転回(Uターン)とみなさず、180度右折と考えるらしい。側道という独立した道がたまたま本道と並行していて、そこへの右折とみなされるのだ。もちろん180度右折する場合は、周囲の安全を確認することが前提だ。
ちなみにこれは逆のパターン、つまり側道から右折して本道へ合流する場合にも当てはまる(違反とはならない)。ただし右後方から来るクルマの確認がしにくいので、いつも以上に注意を払うことが必要だ。
■指定方向外進行禁止の標識があれば右折はNG!
法規的にOKと述べたが、ダメなケースもある。以下のような場合はNGとなるので注意したい。
・進入する側道が独立した道でなく、本道に付随している場合。この場合は右折ではなく転回とみなされるので、転回禁止区域で行うと違反となる。
・指定方向外進行禁止の標識がある場合。交通量の多い道路では側道への右折を禁じている場合が多い。側道から右折する場合も同様なので標識に注意しよう。
側道とよく似た道路にバイパスや高速道路の付加車線がある。これは合流のための加速を助ける区間だからもちろん右折は禁止だ(道路も右折できない構造になっている)。
いずれにしろ右左折時には事故が起きやすい。周囲をよく見て快適なドライブを!
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