よくトヨタに目が行きがちだが、他の日本車勢だって結構ヤバいクルマを出してきている。日本導入への期待が増す一方で、これ市販化されたらヤバくね? と思わず考えてしまうようなクルマもある。今回はそんな各社登場予定のクルマを見ていこう。
※本稿は2024年5月のものです
文:永田恵一/写真:マツダ、スバル、三菱、スズキ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年6月10日号
■海外で発表済みだが日本ではこれから!
マツダ、スバル、三菱、スズキにも、海外では発表されている新型車や、今後の市販化が予想されるモデルがある。
海外で発表されながらも日本にまだ導入されていない新型車では、特にスバルの新型フォレスターが注目だ。フルモデルチェンジした6代目フォレスターは2024年春に米国で発売。最新のエアロダイナミクスを採用しており、日本では2024年内発売になる見通し。
また、マツダCX-8の後継となる3列シートSUVのCX-80も2024年4月18日、欧州で初公開された。CX-80はCX-60に続くラージ商品群として日本にも導入することが以前から公表されているモデル。欧州では2024年秋に発売する予定だが、日本では秋以降のデビューになる可能性もある。
一方、モーターショーなどで公開されたコンセプトモデルのなかにも市販化が濃厚な注目車が少なくない。
マツダは2023年のジャパンモビリティショー(JMS)でロータリースポーツコンセプトのアイコニックSPを初公開したが、2024年1月にはマツダの毛籠社長がロータリーエンジンの開発チームを再結集すると発表。アイコニックSPの市販化に向けた流れが大きく前進したといえる。
さらにJMSでは三菱がDXコンセプトを公開したが、こちらはデリカD:5の次期型を示唆するモデルだ。
そのほかにも、以降で紹介しているようなモデルが海外で発売されていたり、新型スペーシアギアなどが今後登場する見込み。注目だ。
■RE開発チーム復活で市販化前進!:マツダ アイコニックSP
2ローターエンジンをプラグインのシリーズハイブリッドとすることで速さと燃費を両立したスポーツカー。運動性能にも配慮されており、市販が待ち遠しい。
■2024年4月に欧州でついに発表!:マツダ CX-80
CX-8後継の3列シートSUVで、欧州ではすでに発表ずみ。日本にも導入される計画で、マツダSUVのフラッグシップらしくCX-60をより熟成&グレードアップした仕様になり、価格も相応に高価になる可能性がある。
■米国ではすでにフルモデルチェンジ:新型スバル フォレスター
新型フォレスターはすでに米国で発売されており、日本でも2024年内発表が有力視されている。正常進化のモデルチェンジだが、日本仕様はストロングハイブリッド搭載の可能性が高い。
■タフなデザインを強調した北米専用車:スバル クロストレックWILDERNESS
最低地上高アップやよりタフなデザインが施されるウィルダネス。北米専用車だが、日本にも導入してほしい。
■次期型デリカを想起させるPHEV:三菱 D:Xコンセプト
D:Xコンセプトは次期デリカを示唆するコンセプトカー。パワートレーンはPHEVと公表されているだけに、デリカの次期型もPHEVとなり、より多用途に使えるミニバンになりそうだ。
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