インドからやってきたスズキのフロンクス。実物を見ると想像以上のドッシリした質感に驚かされるが、実は車重は1070kg(プロトタイプ)しかない。ライバルを見てもそんなに軽いクルマはあまりないのだけど……やっぱりスズキすごいぞ。
文:ベストカーWeb編集部/写真:奥隅圭之
■燃費にも操縦安定性にも効く「軽さ」
新型フロンクスに試乗してまっさきに感じたのが「静粛性」。遮音材などを含めてかなりのテコ入れを行ったというから、その効果は抜群。まるでワンランク上の静粛性を確保していることは特筆すべきことだ。
しかしもっともっと感心するのがその走りの軽快さ。ハンドリングの類は運転していて唸るような奥深いものではないし、ワインディングを流して「運転が楽しい!!」というものではない。
ただ車体がスッと向きを変えたり、1.5Lのマイルドハイブリッドとはいえスムーズな加速感などの秘密はどこにあるのか探ってみた。それがFFモデルで1070kgという軽量な車体重量なのだ。
直接のライバルであるホンダWR-Vは最軽量のベースグレード「X」でも1210kg。メインとなる「Z」や「Z+」では1230kgとなり、160kgもフロンクスより重いのだ。
もちろんフロンクスは全長も短いので直接の優劣をつけるても仕方ないが、軽さはフロンクスの優位性のひとつなのは間違いない。全高1550mmという立体駐車場のハイルーフ以外のパレットにも入る全高も相まって、ここら辺はさすがのスズキだろう。
もちろん「軽いはエライ」なのだが、軽いからといって衝突安全性が蔑ろになっていいワケはない。現状では詳細なデータが出ていないフロンクスだが、このあたりも今後判明次第お伝えしていこう。
【画像ギャラリー】軽くても質感は重厚!! スズキ史上最高レベルの内装の質感を見てよ!!!(10枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方日本メーカーは各社超ハイテンを早期から使いこなし、マツダにスバルホンダと欧米勢よりよっぽど進んでて、更にトヨタなんてそれらが最上位クラスに使い始めた張力のをヤリスに使ってるほど
鋼の加工と溶接技術は圧倒的に日本がトップ。テスラのギガキャストもそういう技術がないからの苦肉策。その中でスズキは
超ハイテンを操舵や動的質感上げる剛性や静粛性の為でなく、軽くする為に積極利用してきました。各社の哲学に個性有