扱いやすい大きさと税制面でのメリットで、日本のカーライフに深く浸透している軽自動車。ここではクルマ購入の達人・渡辺陽一郎氏が4台の人気&新型軽自動車をピックアップし、それぞれのおすすめグレードを探っていく。
※本稿は2025年3月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:ホンダ、スズキ、三菱、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年4月26日号
背の高いスライドドア装着車が人気
2024年は新車販売されたクルマの35%が軽自動車だった。全高を1700mm以上に設定してスライドドアを装着した車種の人気が高い。
国内で最も多く売られたホンダ N-BOXは、内装をチェック柄に仕上げたジョイに注目する。推奨グレードはジョイターボだ。
動力性能に余裕のあるターボに、乗り心地の快適な14インチタイヤを組み合わせた。右側スライドドアの電動機能なども加わり、ターボの正味価格は8万円と安い。
軽商用車では、電気自動車のホンダ N-VAN e:。LEDヘッドランプなどを標準装着したeファンを選ぶ。
軽自動車でN-BOXの次に多く売られるスズキ スペーシアも全高が1700mmを上まわる。標準ボディのハイブリッドXが買い得だ。ミニバンのオットマンのようなマルチユースフラップを後席に装着するなど装備を充実させた。
最も安価なハイブリッドGに、32万円相当の装備を加えて、価格アップは約17万円に収まる。
三菱 デリカミニも背の高い軽自動車で、外観はSUV風だ。優れた悪路走破力と快適な乗り心地を両立させたターボエンジンのTプレミアム4WDを選ぶ。
なお、生活のツールになる軽自動車は現金購入が得だ。
コメント
コメントの使い方