2024年1月から販売を開始した大幅商品改良を受けたロードスター。現行ND型は2015年に登場しているから、そのモデルライフはもうすぐ10年になろうとしている。それだけにここまで数々の限定車や特別仕様車が登場した。今回はそんなNDロードスターの記念的なモデルたちを振り返ってみよう。
文:西川 昇吾/写真:ベストカーWeb編集部
■原点にして頂点!! クラシックレッド!!
2017年に登場した限定色がクラシックレッドだ。1月13日から2月28日までの期間限定で販売された。初代NAロードスターのメインカラーとして採用されたクラシックレッド。
1989年2月のシカゴモーターショーの初お披露目でもこのカラーが採用されていて、まさにロードスターの歴史の始まりのカラーと言える。
このボディカラーを最新の水性塗装技術である「アクサテック塗装」で忠実に再現したカラーを限定カラーとしてNDロードスターに設定したのだ。
この限定カラーは台数の制限などはアナウンスされておらず、価格も通常のオプションカラーと同じような32,400円高となっていて、求めやすい限定モデルであったと言える。
■おしゃれに使いこなせ!! レッドトップ!!
2017年12月から販売された商品改良モデル。このモデルで設定された特別仕様車が「RED TOP」だ。ソフトトップにダークチェリーカラー、インテリアにオーバーン(赤褐色)を採用。
また、通常モデルではブラックのドアミラーであるところを、ボディカラーと同色のドアミラーとなっているほか、ホイールは高輝度塗装の16インチアルミホイールで、ナッパレザーシートを採用していた。
販売期間は2018年3月31日の注文までで、価格はベースとなったSレザーパッケージと同じ304万5,600円(6MT)/315万3,600円であった。他とはカラーコーディネートが楽しめた限定モデルだ。
■一味変わった空気感!? キャラメルトップ!!
2018年7月販売モデルで行われた商品改良では、「Caramel Top(キャラメル・トップ)」が特別仕様車として設定された。
レッドトップ同様にSレザーパッケージをベースに、ブラウンカラーのソフトトップ、スポーツタンのインテリアを採用していた。なお、ドアミラーとホイールはレッドトップと同じような内容だ。
こちらもベースとなったSレザーパッケージと同じ価格で309万4,200円(6MT)/320万7,600円の価格設定であった。
■希少価値高め!! 30周年記念車!!
NDロードスターの現在までの歴史の中でも、最も記念的な1台が30周年記念車だ。文字通り、ロードスターが誕生してから30周年を祝うモデルで、ソフトトップとRF、両方合わせて世界限定3000台とされた。
国内市場では両モデル合わせて150台の限定販売とされていて、とても希少価値の高い限定モデルだ。価格はソフトトップで368万2800円(6MT)、RFで430万3800円(6MT)/426万600円(6AT)であった。
限定カラーとなるレーシングオレンジを身にまとい、RAYS製鍛造ホイールZE40を装着。シリアルナンバー付き専用オーナメントやレカロシート、オレンジ塗装のブレンボキャリパーなどが与えられていた。
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