まだまだ厳しい残暑がつづくなかではあるが、それもあと少し。食欲の秋、読書の秋といわれるが、秋は紅葉を見ながらのドライブも楽しめる季節だ。よく晴れた秋空のもと、オープンカーのルーフを開けてドライブができれば、涼しい空気をダイレクトに感じられるし、日々の緊張感から開放されて気分転換もできる。
ただ、国産のオープンカーはごく少数かつ実用性に欠けるクルマばかり。輸入車であれば多少選択肢も増えるが、どれも高価であり、庶民にとってオープンエアでドライブを楽しむことは夢のまた夢。実用的なクルマでもオープンエアを楽しみたい!! ということで、ルーフが開いたらうれしいクルマをいくつか挙げてみた。
文:吉川賢一/写真:MITSUBISHI、SUZUKI、HONDA、TOYOTA、NISSAN
ガラストップのタフトを超えろ!! 「デリカミニ ガラストップ」
人気の軽スーパーハイトワゴンにSUV風のデザインを与え、同社のオールラウンドミニバン「デリカD:5」の名を冠した、三菱の「デリカミニ」。このデリカミニに、広大なガラスエリアのグラストップ仕様を用意するのはどうだろうか。
ダイハツの「タフト」にも、前席の頭上に大きく広がるガラストップ(スカイフィールトップ)が備わっているが、普段見ることのない頭上の景色を一望できる、あの解放感は心地よい。デリカミニではさらに、セミオープンでもいいからガラスルーフを開けられるようにしてほしい。タフトよりも一歩進んだ装備となれば、人気のデリカミニにさらに魅力を追加することができる。
あえて標準車で採用を!! 「スイフト コンバーチブル」
高いクオリティとコストパフォーマンスの高さが魅力のコンパクトカー、スズキ「スイフト」。タイムレスなデザインをまとって登場した今回のスイフトは、輸入車のMINIのようなお洒落な雰囲気があり、ぜひMINIコンバーチブルのような、幌製のオープンボディ仕様を用意してほしいところ。スイフトのイメージを爆上げしてくれるのではないだろうか。
ひとつこだわりたいのは、スイフトスポーツではなく標準のスイフトで設定してほしいというところ。そのほうが、おしゃれさが増していいような気がするがどうだろうか。
キャンバストップが似合いそう!! 「フリード クロスター キャンバストップ」
コンパクトカーでもうひとつ、2024年6月にフルモデルチェンジとなった、ホンダ新型「フリード」にも、オープン仕様があったら面白いと思う。コンパクトボディながら室内が広く、両側スライドドアのあるフリードは、アウトドアを楽しむユーザーにもヒットしている。スライドドアの上側レールを残す必要があるが、幌製のルーフが後方まで開くキャンバストップならば、実現できるだろう。キャンバストップは、フィアット500Cやルノートゥインゴ キャンバストップのように、コミカルなクルマによく似合う。新型フリードにもきっと似合うはずであり、アウトドアへ出かけるのがより楽しくなりそうだ。
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