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オイル漏れが気になる……分解せずに「オイルシール交換」が可能に!!

配信元:WEBIKE
オイル漏れが気になる……分解せずに「オイルシール交換」が可能に!!

クランクケースやシリンダーヘッドなどに低圧入されているオイルシールは、各部を分解せずに交換可能なことがある。つまり、エンジンを分解せずしてオイルシールだけを交換できるのだ。ここでは、メーカー純正特殊工具の小型スライディングハンマーと自作のピックアップピースを合体させた特殊工具の実力をご覧頂こう。この便利さに気が付けば、オイルシール交換が楽しくなってしまいます、が……

文/たぐちかつみ

チェンジシャフトやキックシャフトも交換可能



ドライブシャフトシールは車体を直立状態で引き抜くとオイルが流れ出てくる恐れがあるので、あらかじめオイルが出ないように車体を大きく傾けて作業するのがベストだ。



ヤマハ純正特殊工具のスライディングハンマーに自作の先端ピースを組み合わせた小型オイルシール抜き取り用自作特殊工具。M6ボルトの軸部分をディスクグラインダーで削り、先端を曲げた程度の簡単なピースだ。



M6ボルトの半ネジタイプを利用した。ネジ側はスライディングハンマーエンドにセットして(M6サイズだった)、ネジ無し部分をディスクグラインダーでカットして形状製作。

コツをつかめば楽々作業!!様々な場面で応用できる



オイルシールリップ部分にピースの返し加工部を滑り込ませた。この際、ドライブシャフトにキズを付けないように注意しよう。状況によっては、グリスを塗布しても良い。



ミッションシャフトと平行にスライディングハンマーを立て、ウエイトをスライディングさせてオイルシールを引き抜く。一度で抜けないときには反対側でも同様に作業しよう。



オイルシールを引き抜いたらウエスにパーツクリーナーを染み込ませ、オイルシールホルダーとなるクランクケースの内壁をしっかり脱脂しよう。新シールの組み立て段取りだ。



オイルシールのリップがミッションシャフトに直接触れるタイプの場合は、シャフト先端の凸凹部分をビニールテープでマスクしておくとリップにダメージを与えずに済む。

乾燥する前には滑りを良くしてくれる液状ガスケット



オイルシールの外周に液状ガスケットを薄く塗布するのがポイントだ。シール性を高めるイメージよりも、オイルシールをスムーズに押し込むための滑りを期待できる。一石二鳥。



オイルシールリップにダメージを与えずスムーズに押し込めるように、マスキングテープの上からグリスを少量塗布した。オイルシールリップ側にグリス塗布しても同様だ。



シールリップの内側に入るバックアップスプリングが飛び出さないように注意しつつ、オイルシールを平均的に指先で押し込んだ。クランクケースエッジまで押し込もう。

紙ガスケットからのオイル漏れならリークリペア 



スプレー式エアーゾールのリークリペア。外側からオイル漏れを押さえ込んでしまう画期的な商品。乾くのを待ってから、何度か重ね吹きするのが効果的なようだ。完全乾燥すると極めて強靭なビニール被膜が形成され、剥がすのも大変になるほどだ。とあるバイクメーカーの生産ラインでも使われていた実績のあるケミカルだ。



ガスケット面からジワジワオイル滲みが発生するときや、しばらく走ると汗をかくようにオイリーな状況になる場合は、患部を特定してからリークリペアスプレーを利用しよう。



オイル滲みやオイル漏れが明確な際には、本来、ガスケット交換を行うべきだが、非常時のオイルストッパーとして威力を発揮するリークリペア。重ね吹き時には、時間を空けて作業しよう。

液状ガスケットの種類も様々。使い分けて確実作業 



過去にもオイル滲みやオイル漏れが発生した履歴のある箇所を修復するときは、同じ液体ガスケットでも「厚付け」可能な商品を利用することで充填効果を高めることができる。



液状ガスケットには、薄付け、厚付け、耐ガソリン性、耐熱性など、様々なタイプの商品があるので使い分けるのがベターだ。本来ならOリングからの滲みは新品部品に交換だ。

様々なタイプが存在する液状ガスケットは使い分けよう 



液状ガスケットには様々な種類があり「耐ガソリン性なのか?」「そうでないのか?」だけでも大きく2種類に分けることができる。エンジン本体に使う場合でも、2ストエンジンのクランク室関係には混合ガソリンに対応するため「耐ガソリン性良好な液状ガスケット」を使おう。

POINT
    • ポイント1・引き抜けるタイプのオイルシールとフランジやリブ付きで抜けないタイプのオイルシールもある。パーツリストのイラストも形状確認の参考になる 
    • ポイント2・外から交換可能だからこそ、液状ガスケットやグリスを使い分けて新シールのリップへダメージを与えないようにしよう 
    • ポイント3・液状ガスケットの使用途を明確にして、適材適所で使い分けることで確実なシール性をえられる 

オイル漏れやオイル滲みは、油脂系ケミカルを使っている各所で起こってしかるべき症状である。車体ならばフロントフォークやリアショックのオイルシール周辺、エンジンでは、各ガスケットやパッキン、オイルシール周辺からもオイル漏れや滲みが発生する。ごく稀に想定外の箇所からオイル漏れが起こり、そのポイントを特定するのに大変苦労してしまうケースがある。エンジンパーツに発生するクラック=亀裂やエンジンパーツの鋳造製造時に出来てしまった巣穴などが、その多くの原因である。


車体部品に関するオイル漏れの原因は、その多くがゴミの付着や跳ね石によるキズ等から始まる。不慮の事象がトラブル原因なら諦めがつくが、単なる汚れが引き金になって、トラブルが発生しているのであればガッカリだろう。だからこそ、バイクの汚れは気が付いたときに洗浄し、拭き取っておきたい。


例えば、放置期間が長くなると、仮に車庫保管だったとしてもバイクにはホコリがかぶり、フロントフォークなどはホコリと湿気がタッグを組み「点サビ」を発生させる。フロントフォークのインナーチューブやクロームメッキのエキパイなどは、一般のペイントパーツや樹脂パーツと比べて結露しやすいのが特徴だ。暖かかった日中にバイクを屋外へ出し、陽が落ちる時間帯にバイクをガレージに仕舞おうとすると、冷えたバイクはしっとりしてクロームメッキ部には薄っすら曇るほどの結露が発生……。そんな結露をホコリが吸収維持するため、気が付いたときには、インナーチューブやフェンダーなどのメッキ部品に点サビが発生してしまうのである。


そんなサビや結露からバイクを守るために、長期保管の際にはインナーチューブにバスタオルを巻きつけ、結露が起こり難い環境にするのと同時に、バイクには不用になった毛布やタオルケットを掛けておくのがベターなのだ。そんな結露やホコリの存在を無視したままにしておくと、動かしたときにフォークシールリップにダメージを与えてしまい、オイル漏れの原因を作ってしまうのである。


さて、お話がそれてしまったが、オイル漏れを発見したときには慌てることなく対処できる方法もあるので覚えておきたい。ここでは、エンジンに組み込まれるオイルシールの修復方法(具体的には、チェンジスピンドル用、キックシャフト用。ドライブシャフト仕様オイルシールの交換が可能。モデルによっては外周にフランジ付きやリブ付きのオイルシールもあるが、そのようなタイプにはここでの実践はできない)、ガスケットやOリング部の漏れ止め、そしてスプレー式のリペア修理剤などなどをリポートしているが、それぞれの利用実践では「コツ」もある。


リークリペアは、冷間時の重ね吹きが難しく、エンジンがチンチンに熱いときには流れ落ちてしまう傾向なので、利用の際には、手で触れられるくらいの温かさ=温度域で繰り返し吹き付けると、効率良く積層できるようだった。

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/maintenance/525338/

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