2022年度は、ほぼすべてのサプライヤーの売上高が前年比で増加しました。2022年の前半は新型コロナウイルスによるロックダウンの影響を受け、主に中国で自動車の生産台数が大きく減少しました。
また、その他の地域では引き続き半導体不足や原材料価格の高騰などサプライチェーンの課題に直面しました。しかし、それらの影響を受けながらも市場としては緩やかな回復傾向にあり、生産台数の回復に伴って各サプライヤーは売上を伸ばしました。
上位5社までは、昨年度から順位の変動はありませんでした。引き続き世界最大の自動車部品サプライヤーはBoschとなり、デンソーも引き続き世界第2位となっています。次いで、ZF、現代モービス、Magnaが続きました。一方で、2022年度はバッテリー需要の増加を受けCATLが第6位に浮上しました。前年6位だったアイシンは、一つ順位を落とす結果となりました。2022年のCATLのバッテリー供給は、主にテスラ中国ほか中国EVメーカー向けが中心でしたが、2023年以降は中国系メーカー以外への拡販が進み、来年には自動車部品サプライヤーとしてトップとなる可能性もあります。
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