14名のライダーを支えるため総勢150名以上が集まった
今回で3回目となる「やるぜ!!箱根ターンパイク」だが、当初予定していた9月1日(日)は台風10号の影響を鑑み、走行を行うこと、そして全国から集まる参加者とボランティアスタッフの安全に配慮し、直前に延期を決定。そして3回目にして初めて11月の開催となった。
この11月30日の早朝から午後2時までの時間を貸し切りとし、この時間を使用して14名のパラモトライダーが走行することとなった。走行は箱根ターンパイクの箱根大観山口~小田原の箱根小田原本線約14km、標高差1000mのコースを往復する。
参加できるパラモトライダーは、パラモトライダー体験走行会で一定レベル以上の技量で走行ができる者ということで、過去にパラモトライダー体験走行会に参加したメンバーを中心に14名が参加。前回の箱根開催後から体験走行会に参加し審査に合格して今回初箱根となったパラモトライダーも存在する。
事故をする前に一緒に走っていた昔のバイク仲間など、それぞれが仲間のライダーを誘って走行を行った。パラモトライダーのヘルメットには「B+COM(インカム)」を装着して会話ができるようにし、先導と追走の車両がパラモトライダーの車両の前後に寄り添い緊急時に対応する。寺本幸司、今野由寛、斎藤栄治、佐藤太紀、平野ルナ、そして青木宣篤といったレーサーたちがその先導役をかって出ている。
当日は、箱根周辺は晴れ。大観山にあるアネスト岩田スカイラウンジからは富士山が山頂からすそ野までしっかり見えるほどの好天に恵まれた。さすがに11月末日ということで早朝の冷え込みは厳しかったものの、日中はしっかりしたジャケットを着こめば十分ツーリングができるほどの温かさとなった。
参加したパラモトライダーが皆この晩秋というか初冬ともいえる時期の箱根を走行するということに一様に不安を持っていたようだが、当日の好天、そして走行ルートからは小田原から湘南地域にかけて遠くまでくっきり見渡せる景色も楽しめたと非常に好評だった。コロナに罹患したため昨年の箱根に参加することができず今回2年ぶりの参加となったパラモトライダーの関口和正さんは「ゆったり景色を見ながら走っていると本当に気持ちよくて、コーナーでバックミラーを見ると仲間たちが後ろを走っていてツーリングしているその醍醐味を味わいながら、半分涙を流しながら楽しませていただきました。皆さんのサポートに心から感謝いたします、ありがとうございました」とコメントしてくれた。
無事に事故なく走行を終えることができた。SSPの青木治親代表は「無事に今日という日を迎えられて、事故もなく終えることができたということは、このSSPがまた大きな一歩を踏み出せたのだと思います。これまでもこれからも、この箱根は「みんなでツーリングをする」という目標の場所です。ですので、来年以降も続けられる限り続けていきたいと思っています。その時はまた皆さん協力していただきたいと思います。よろしくお願いします」とコメントした。
一般社団法人サイドスタンドプロジェクト(SSP)
公式ページ:https://ssp.ne.jp/
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箱根を仲間と走る ツーリング形式のパラモトライダー走行会開催【画像ギャラリー】
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