クロスオーバーモデル「TERA」! H2の心臓を持つビモータの新境地

カワサキの技術を投入し、進化したビモータ

 パワーユニットはカワサキのH2系で、電子制御系も基本的に継承している。スーパーチャージャー付きの水冷DOHC4バルブ直列4気筒ユニットは、998ccの排気量から最高出力147.1kW(200PS)/11000rpm、最大トルク137N・m(13.9kgm)/8500rpmというスペック。



H2由来のパワーユニットは、最高出力147.1kW(200PS)/11000rpm、最大トルク137N・m(13.9kgm)/8500rpmを発生する。



赤くペイントされたスーパーチャージャーユニットには、フロントカウル左側のエアインテークからダクトがつながっている。



エキゾーストシステムはアクラボビッチ製で、カーボン製のエンドパーツやヒートガードが装備されている。

 電子制御は3モードのKTRIC(カワサキトラクションコントロール)やクルーズコントロール、エンジンやシャーシの電子制御を統括してスムーズなコーナリングを実現するKCMF(カワサキコーナリングマネージメントファンクション)、上下対応のKQS(カワサキクイックシフター)など最新のものが与えられ、安全かつ速く走ることが可能となっている。



パイプハンドルと液晶メーターで構成されるコックピット。シンプルだが、削り出しアルミパーツが多用されている。



メーターにはカワサキ系のTFTカラー液晶スクリーンが採用されており、各種設定なども表示されるようになっている。



ハンドル周りのパーツもカワサキ系のものが使用されている。左のスイッチボックスには、メーター操作用のスイッチが取り付けられている。



スロットルバイワイヤが採用されておりシンプルなハンドル右側。スターターとキルスイッチは一体型となる。

 ビモータがカワサキの傘下となったことで、カワサキのあらゆる技術を投入することが可能となり、ビモータのシャーシ技術と合わさってこの「TERA」のようなモデルを生み出すことが可能になった。これはビモータのような小規模メーカーが、今後もバイクを作り続けていくためには必要なことと言えるだろう。今回「TERA」がカワサキブースに展示されたということは、「KB4」のようにカワサキディーラーで販売されるということだろう。価格や販売台数についてはまだ情報がないが、ビモータのバイクは今後より身近になるはずだ。

 
 

TERA主要諸元(2025)

・ホイールベース:1445mm
・シート高:820±30mm
・エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒998cc+スーパーチャージャー
・最高出力:147.1kW(200PS)/11000rpm
・最大トルク:137N・m(13.9kgm)/8500rpm
・燃料タンク容量:22L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/80-17、R=190/55-17

 

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/450051/

クロスオーバーモデル「TERA」! H2の心臓を持つビモータの新境地
https://news.webike.net/gallery3/450051/450080/

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