2026年新型「GSX-R1000R」がウイング付きで登場!エンジン内部を全面改良し排ガス規制に対応、7PSダウンの195PSを発揮

2026年新型「GSX-R1000R」がウイング付きで登場!エンジン内部を全面改良し排ガス規制に対応、7PSダウンの195PSを発揮

 スズキは今日16:00、ついに新型「GSX-R1000R」「GSX-R1000」をアンベールした。カーボン製ウィングやエンジン、電装系に大幅な改良が施された「40周年記念モデル」として発表されたのだ! 発売は2026年となるみこみで、もちろん日本上陸も間違いないだろう!

文/Webikeプラス編集部

 
 
 

初代GSX-R750の40周年で発表! ウイングを装着して2026年発売へ

 1週間前、スズキはGSX-Rシリーズの40周年記念として特設ページを公開。そこでティザームービーも設置され、7月31日に何等かの発表があると予告していた。そして今回、3名のスズキCNチャレンジ選手がついに期待の新型をアンベール。ウィングや特別なグラフィックを備えた「40周年記念モデル」新型GSX-R1000R/R1000が公開された!

 現段階では詳細な発売日や価格は不明だが、「2026年より、欧州、北米等、世界各国で販売を開始いたします」という情報は公開されており、2026年モデルとして世界展開を開始することは確定だ。カラーバリエーションもブルー、レッド、イエローの3色が予定されているという。

 アンベールイベントでは「今、市販では”もっとも期待できるスーパースポーツ”だ」と断言される性能向上を果たした結果、「この40周年モデルでサーキットを走ってくれ!」という、スズキファンのみならず、スーパースポーツファンなら見逃せないセリフも発せられた。



8耐参戦選手により、アンベールされた新型GSX-R1000R。



ウィングの増設や変化したサイレンサー、40周年カラーなど注目ポイントは多数!



ウィングはカーボン製で、「CNチャレンジ」装備品と同じパーツ! ダウンフォース効果によってリフトアップを防止する。



バッテリーはエリーパワー製リチウムイオンに変更、小型軽量になった。



グラフィックのモデルは初代GSX-Rシリーズをモチーフとしつつ、40周年ロゴなどが追加されている。



サイドフェアリングには「40アニバーサリー」のグラフィック。



アンダーカウルには「R」のマーキングが描かれる。



現段階では3色のカラバリが確認でき、2026年に発売予定だ。価格などの詳報はこれから発表みこみとなる!



こちらはキャンディダーリングレッドだ。



こちらはパールイグナイトイエロー。日本仕様にはどの色が導入されるのだろうか!?



「今、最も期待できるスーパースポーツだ!」とスズキは断言!発売は2026年だ。

 
 
 

排ガス規制クリアと同時に出力は7PSダウンで出力は195PSに、最新の電子制御「スマートTLRシステム」を搭載

 新型ではEURO5+をクリアする排ガス規制への適合に合わせ、エンジンのインジェクターやシリンダーヘッド、カムシャフト、バルブ、ピストン、クランクシャフトなど、内部部品を全面的に改良。規制をクリアしつつ、高パフォーマンスと耐久性の向上を実現している。バルブにはリフトカーブの変更によって、高回転時のカムシャフトオーバーラップも減少。気になる出力は海外仕様で195PS/13200rpmと発表されており、これは従来モデルの海外仕様が最高202PSだったところ、7PSのダウンとなった。

 また耐久レースでの耐久力向上のため、カムチェーン幅も広くなっている。エキゾーストシステムも形状、触媒のレイアウトが見直されたことで、規制対応と高い出力性能を両立。これによってサイレンサーの形状も大きく変わり、スリムなシルエットとなった。

 車体は高剛性なツインスパーアルミフレームが続投。「走る、曲がる、止まる」の基本性能を保ちつつ、フロントカウルに、2024年の鈴鹿8耐で「チームスズキCNチャレンジの車両が装着していたものと同じ」カーボンファイバー製ウィングレットをオプション設定(一部地域では装着販売)とし、車体にダウンフォースを発生させフロントのリフトを抑制。スムーズな加速を実現している。

 また電装も進化しており、新たにS.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)にパッケージされる、フロントアップを抑えるリフトリミッターや、IMUと車輪速センサーが車体姿勢と車速を検出し、コーナリングから最適な加速ができるようトルクを制御する「ロールトルクコントロール」を装備。トラクションコントロール、リフトリミッター、ロールトルクコントロールは、「スマートTLRシステム」として連動する。装備面では幅広い温度特性を持つELIIY Power製のリチウムイオンバッテリーも搭載した。



エンジンは基本設計はそのままだが、新たにヘッドやインジェクターの各パーツが新設計。エキゾーストシステムも変更されている。



EURO5+クリアと性能アップを両立すべく、ピストンやカムシャフトは全てアップデート。黄色いパーツが新設計部品だ。出力は195PSと海外では発表されている。



フレームは従来のアルミツインスパーを踏襲、前後サスペンションはSHOWA製を採用。電制ステアリングダンパーも備える。



エキゾースト設計の変更によりチタン製サイレンサーはスリムになった。



電制も強化され、新たにトラコンと連動する「ロールトルクコントロール」を採用。モード選択は10種類を選択が可能だ。



6軸ジャイロにより最適なトラクションを生み出せるほか、モーショントラックブレーキやスロープディペンデントシステムなど、電制は大幅充実。



ただしメーター周りは反転液晶を採用しており、従来から変更はないようだ。

 
 

GSX-R1000R/R1000(2026)

発売日:2026年(未発表)
価格:未発表



GSX-R1000R(2026)パールビガーブルー/パールテックホワイト







GSX-R1000R(2026)キャンディダーリングレッド/パールテックホワイト







GSX-R1000R(2026)パールイグナイトイエロー/メタリックマットステラブルー





参考:GSX-R1000R/R1000(2026)主要諸元

・全長×全幅×全高:2075×705×1145mm
・ホイールベース:1420mm
・シート高:825mm
・重量:203kg
・エンジン:水冷4ストロークDOHC並列4気筒 999.8cc
・最高出力:195PS/13200rpm
・最大トルク:110Nm/11000rpm
・変速機:6段リターン
・燃料タンク容量:16.0L
・ブレーキ:F=ダブルディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17M/C、R=190/55ZR17M/C
・価格:未発表

走行シーンやカラーバリエーションも公開!

 

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/477786/

2026年新型「GSX-R1000R」がウイング付きで登場!エンジン内部を全面改良し排ガス規制に対応、7PSダウンの195PSを発揮【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery3/477786/477855/

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