宮ヶ瀬ソロツーリングでナンパ…！？バイクタッチはアウト？セーフ？

2025年8月7日 / バイクコメントする

こんにちは、ぴの子です！今回は、少し真面目なお話をさせてください。
先日、神奈川県の宮ヶ瀬へ愛車のST250に跨りソロツーリングに行ったときのことを動画にまとめたところ、たくさんの方から反響をいただきました。「気をつけて」「怖かったね」といった声をいただいて、とても励まされました。

文/ぴの子

　↓動画はこちらからご覧ください↓

　実は…この動画に収めた出来事の裏には、表には出していなかったこともありました。今回は、改めてその体験を振り返りながら、「世間話」と「迷惑行為」の違いについて、少し考えてみたいと思います。

コンビニでの“出会い”

休憩がてらお茶を買いにコンビニへ行った時のこと

あの日、宮ヶ瀬ツーリングの途中で立ち寄ったコンビニで、ある男性に声をかけられました。「バイク、カッコいいですね」。そんな一言から始まる、ほんのちょっとの世間話。バイクに乗っていると、たまにこういう交流があるのは確かです。
でもその日は、ちょっと様子が違いました。私のバイクに勝手に触ったり、あろうことか跨ろうとしたり（跨りはお断りしました）。さらには、「連絡先を教えて」と何度も聞かれたり、「どのあたりに住んでるの？」「一緒に帰ろう」とまで言われるようになってしまって。動画内では笑っていましたが、正直、とても怖かったです。

バイクへ戻ったら見知らぬ男性が横に立っていました

YouTube動画の抜粋　家の方向を執拗に聞かれました

その場では何とか距離を取ったものの、帰宅後に撮っていた360度カメラの映像を見返してゾッとしました。なんと、コンビニで声をかけてきたその男性が、その前に訪れた宮ヶ瀬鳥居原にも私の背後に映っていたんです。
つまり、私はしばらくの間、追いかけられていたということになります。これはもう完全にアウトです。

“世間話”と“迷惑行為”ってどこが違うの？

バイクをきっかけに生まれる会話や出会いは、楽しいものです。
同じ趣味を持つ人同士、情報交換したり、ちょっとした会話を交わしたり、旅の途中のスパイスみたいな時間ってありますよね。特にバイク乗りが集まることで有名な宮ヶ瀬ダムではそういった交流が多いとも聞きますし、それを楽しみに来ている方も多いかと思います。

宮ヶ瀬ダム

宮ヶ瀬ダム鳥居原ふれあいの館にて。この日は他のライダーさんにも沢山話しかけられました

　でも、その“会話”が心地よいものかどうかは、「お互いにとって快適かどうか」がすごく大事ですよね。これは私なりの判断基準にはなりますが、具体的に整理してみますね。

これはOKかも

　●「こんにちは、カッコいいバイクですね」と一言触れるだけの挨拶

　●その場で軽くバイク談義する（無理に話を引き延ばさない）

　●相手の反応を見て、「あ、話す気分じゃなさそうだな」と察してすぐ離れる

✕これはNGです

●勝手にバイクに触れる、跨ろうとする
（ケガや破損にもつながりかねません！）

　●プライベートに踏み込むような質問（住まいや連絡先など）を繰り返す

　●相手の反応を無視して会話を続ける、後をつけるなどの行為。

バイクはナンパのきっかけではありません

女性ライダーだから怖いという話だけではありません。もちろん、男性ライダーに対してでも、距離感を誤ると迷惑になることは同じです。特に、観光地やツーリングスポットでは、開放的な雰囲気もあって気軽に話しかけやすい空気があるかもしれません。でもそれが、「一方的な関心」や「無理な接触」になってしまうと、それは“交流”ではなくなってしまうんです。「うれしい交流」になるか、「ちょっと嫌な記憶」になるかは、相手の気持ちを想像できるかどうかにかかっています。
「この人は、いま、話したいと思っているかな？」
「距離感、ちゃんと守れているかな？」
そんなちょっとした心配りがあれば、トラブルになることはほとんどありません。私自身、「バイク、いいですね」と話しかけられること自体は、決して嫌いじゃないです！むしろ嬉しいです！でも、そこから先に進むときは、相手のペースや気持ちを大切にしてほしいなと思います。

最後に

私が今回のことを公にしたのは、「怖かった」と言いたいだけじゃなくて、こういうことが実際にあるということを知ってもらいたかったからです。
「せっかく免許を取ったのに、たくさんナンパされて怖い思いをしてバイクに乗るのを辞めた」
「人に会うのが嫌になって、出かけるのが億劫になってしまった」
そういう声も、実際に聞いたことがあります。

一人でゆっくり、気兼ねなく楽しみたいときもあります

バイクに乗るって、簡単じゃないです。
教習所に通って、免許を取って、決して安くないバイクを手に入れて、最初の一歩を踏み出す。だからこそ、ツーリングの時間は、楽しくて、自由で、気持ちが晴れるものであってほしいと私は思います。

本題とは少し逸れますが…　その日、少し疲れた心をリセットしようと立ち寄ったのが、「オギノパン」さん。
ここのあげあんパン、もう…ふわふわで甘くて、サクッとした衣に包まれてて、本当に癒されました。ちょっと気持ちが沈んだときこそ、ああいう“ごほうび”って効きますね。もうこの事件についてはオギノパンできれいさっぱり忘れました(笑)。