■平成32年度(令和2年度)排ガス規制・ユーロ5
従来は排気量や最高速に応じた規制値だったが、今回から全クラスで規制値が統一された。
一見、小排気量車ほど不利になりそうだが、クラスごとに試験方法は異なり、大排気量車のほうが走行パターンの負荷が大きい。また、原付1種(50cc未満)のみコスト増などの理由で適用時期が延期された。
なお今後、OBD2には触媒劣化を検知するシステムが必要に。新型車は2024年12月から、継続生産車は2026年11月から義務化。
51~125ccはそれぞれ1年遅れで導入される。
■さらにキビしい「ユーロ6」とは?
「6」はユーロ5の実施結果によって内容が決定されるため、詳細は未定。
ただ二輪の排ガス規制は、四輪の規制に基づいており、ユーロ5も四輪版のユーロ6と同様の規制値を採用している。
したがって次期二輪規制は、有害物質をさらに15%減とし、クルマで導入済みの排出粒子数(PN)規制が課される見込み。試験方法もより厳しく変更されるようだ。
実施時期は「2020年代後半」と予測する企業もある。
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