ヤマハのYZF-R15が近日発売予定だが、同系のエンジンを積むオフロード車=WR155Rも日本に導入される模様だ。
さらには上級版の250ccがスタンバイされているとの噂も。その辺の真相を探ってみた!
文/ベストカー編集部、写真/ヤマハ
【画像ギャラリー】新型WR250Rの予想CGと、WR155Rの詳細をジックリ見る!(9枚)画像ギャラリーオンのYZF-R15に続き、2024年にオフのWRが登場か?
2023年のモーターサイクルショーで、ヤマハがYZF-R125、MT-125、XSR125に加え、YZF-R15の国内導入をアナウンスし、年内にも登場が噂されている。原付二種(51~125cc)のみならず、日本ではレアなギヤ付きの150ccクラスまで充実するのは実に喜ばしい限りだ。
YZF-R15はアジア圏で販売されているモデルだが、気になるのは同じ155ccエンジンを搭載する派生車の動向だ。中でも注目したいのはオフロード車のWR155R。国内4メーカーの日本仕様で同排気量帯にオフロード車は存在せず、気軽に遊べるモデルとして需要はあるハズだ。
当WEBの予想では、2024年以降に導入の可能性がありそう。近々登場する125cc軍団とYZF-R15のセールスにもよるが、オンロード車の次にオフロード車のジャンルを拡大することに期待できる。エンジンはYZF-R15と同系なので国内の規制対応も問題ない。
WR155Rは高速走行もOK、セローの穴をかなりカバーできる
WR155Rは可変バルブ付きのSOHC4バルブ155cc水冷単気筒を搭載し、海外版で約17psの出力を発揮。国内では高速道路が走行できる点も大きい。日本で並行輸入車をテストしたところ、100km/h巡航は余裕。状況次第では120km/hにも届きそうだった。
高回転域の伸びの良さは155ccという排気量以上のフィーリング。2020年に惜しまれつつ35年の歴史に幕を降ろしたセロー250は最高出力20psだったが、その守備範囲をかなりカバーできるだろう。
また、車体も専用セミダブルクレードルフレームやφ41mm正立フォーク、前φ240mm+後φ220mmウェイブディスクと充実。サスストロークは未発表だが、簡単に底付きせず、オフロード性能も十分確保されている。
ただし、そのぶんシート高が880mmと高め。これを下げられれば、セロー(シート高830mm)並の使い勝手が期待できるかもしれない。
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