スポーツヘリテイジとして支持されているヤマハのXSRシリーズ。海外で発売されている155や125の国内導入を望む声は多かったが、いよいよ「125」が2023年に国内導入されるとの噂が! ついにヤマハが原付二種(51~125cc)クラスで反撃の狼煙を上げる!?
文/ベストカー編集部
【画像ギャラリー】質感抜群、スポークホイールも選べるXSR125のディティールはコチラ(8枚)画像ギャラリーヤマハのギヤ付き125は現在“ゼロ”! 人気のネオクラ投入なるか
近年、ホンダ125クラスの勢いが止まらない。スクーターを除くフルサイズ125ccは6車種、110も含めれば8車種と充実。9月にダックス125が加わったばかりで、CT125ハンターカブは年間1万5000台規模と爆発的に売れている。
一方ヤマハは、ミッション付き125のラインナップがゼロ。このクラスにおけるホンダとの差は広がるばかりだ。二輪車新聞によると2021年の51~125ccクラス国内出荷台数は、ホンダの7万7000台に対し、ヤマハは1万9500台。GSX-R125とGSX-S125を擁するスズキの2万2500台にもヤマハは抜かれている。
しかし、ついにヤマハが反撃に移る模様だ。2021年5月に欧州で登場したXSR125が「国内でも販売される」らしい。
XSR125は、このクラスでは貴重なネオクラシック。“ネオクラ”とは、昔ながらのスタイルを最新のバイクで体現した流行のジャンルだが、125ccクラスでは英国のMUTTモーターサイクルなど一部にしかラインナップがない(リバイバルしたホンダのモンキー125やダックス125もネオクラと言えなくもないが、やや違うだろう)。
XSR125に先立つ2019年には、兄弟モデルのXSR155がタイやインドネシアでデビュー。日本仕様の発売が待たれていただけに、実現すれば朗報だ。
デルタボックスに倒立、レトロな外観とスポーティさをミックス
XSR125のコンセプトは“The youngest Faster Son”。往年のXS-1などを意識したスタイルに速さを融合したモデルとなる。
基本構成は、欧州に存在するYZR-R125やMT-125がベースだ。エンジンは、可変バルブのVVAを採用した最新の水冷4ストローク単気筒。フレームはスチール製ながら、ヤマハスポーツモデル伝統のデルタボックスだ。フロントにはφ37mm倒立フォークを採用し、リヤはモノショックだ。
全体のフォルムをはじめ、デザインは初代XSR900を踏襲。各部に「円」をモチーフとしたデザインも共通で、丸1眼のLEDヘッドライト&テールランプ、シート下のアルミ製サイドパネル、円形の液晶メーターも踏襲している。
従来はキャストホイールのみのラインナップだったが、2022年5月にクラシック度を一段と増したスポークホイール仕様の「XSR125レガシー」も追加された。
レガシーは、軽量なスポークホイールにゴールド仕様のアルミリムを採用。タイヤは、オフロード系のブロックパターンを採用したメッツラー製カルーストリートを履く。さらにマフラーカバーのデザインが異なり、2ピースのアルミ製としている。
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