【大阪MCショー速報】CB1000ホーネットの実車を本邦初公開、150PS超で価格は控えめ?【モーターサイクルショー2024】

【大阪MCショー速報】CB1000ホーネットの実車を本邦初公開、150PS超で価格は控えめ?【モーターサイクルショー2024】

 ホンダの新型ストリートファイター、CB1000ホーネットの実車が大阪モーターサイクルショーで日本初披露された。CBR1000RRベースの直列4気筒を新型フレームに搭載し、シリーズの親玉として君臨する本作を細部までジックリ見ていこう。

 
文/沼尾宏明 Webikeプラス
 

新作シャーシにCBR1000RRの強心臓を搭載

 2023年に欧州で発売され、ヒットモデルとなったCB750ホーネット。これに続き、2023年11月のミラノショーで上位機種のCB1000ホーネットが初公開された。

 国内では3月15日開幕の大阪モーターサイクルショーで実車を初めて展示。いち早く写真を撮影することができた。

 搭載されるエンジンは、2017年型CBR1000RR(SC77)がベース。最高出力は未発表だが、リリースで150PS以上と公表されている。車体は新作のスチールツインチューブフレームに、ショーワ製SFF-BPや両持ちスイングアーム+リンク式モノショックの組み合わせ。

 現行CB1000Rが2004年型CBR1000RR(SC57)のエンジンがベースで145PSだったのに対し、5PS以上アップ。またスチールモノバックボーンフレームや片持ちのプロアーム、リンクレスのリヤショックなどを採用していたが、CB1000ホーネットではこれらを一新している。

 CB1000ホーネットの国内における開発コンセプトは「Street Fighter NEW CB1000 HORNET 周りに魅せつけろ、自慢のパフォーマンスとアグレッシブピュアスタイル」との情報。モダンNKのCB1000Rに対し、キャラクターは明確にストリートファイターとなる。

 

HONDA CB1000 HORNET

CB1000ホーネット(ホンダ)。洗練のCB1000Rに対し、獰猛なファイター系だ。スペックの詳細は未発表。

 

HONDA CB1000 HORNET

エンジン周辺にカタマリ感があるマスフォワードのデザインを体現。

 

HONDA CB1000 HORNET

旧ホーネットのようなアップマフラーではないが、スーパースポーツ並みのカチ上げ仕様。車体色はパールグレアホワイト。欧州ではシルバーとレッドも発表済みだ。

 

 

HONDA CB1000 HORNET

このアングルだと筋肉質なタンクとミニマムなテールのメリハリがよくわかる。

 

 

HONDA CB1000 HORNET

前後から見ても横幅が広いタンクとシュラウドが迫力満点だ。タイヤは公道向けスポーツラジアルのブリヂストン製S22。フロントは120/70ZR17、リヤは180/55ZR17。

 

 

HONDA CB1000 HORNET

2023年型CB1000R(国内仕様)。2021年型でヘッドライトなどのデザインを変更した現行型は2023年型の新色でラストと言われている。

 

 

HONDA CB1000 HORNET

CB1000ホーネットのDOHC4バルブ水冷直列4気筒は、192PSを発生したCBR1000RRシリーズ最強のユニットがベース。マフラーは4in2in1だ。公式では最高出力150PS以上、最大トルク100Nm以上としか発表されていない。

 

 

HONDA CB1000 HORNET

φ41mmショーワ製SFF-BPにラジアルマウントの4ポッドキャリパーをセット。サスはフォークトップで伸/圧側減衰力調整が可能だ。

 

 

HONDA CB1000 HORNET

CB1000Rの特徴だったプロアームを廃して、オーソドックスなアルミ両持ちスイングアームに変更。リヤサスはショーワ製ユニットプロリンクだ。リヤのタイヤサイズはCB1000Rが190mm幅なのに対し、幅180mmに変更。軽快な倒し込みが期待できる。

 

 
 
 

ホーネットならではのグラマラスな姿態は新作でも健在

 1996年の250に端を発する旧ホーネットは、“スズメバチ”を意味する車名のとおりグラマラスなフォルムが魅力の一つだった。新生ホーネットも別のアプローチでこれを表現している。

 フロントマスクは低く構え、とりわけコンパクトに構成。ボリューミーなタンク、跳ね上がったミニマムなテールカウルでスズメバチのシルエットを体現した。

 CB750ホーネットが上下2眼ヘッドライトなのに対し、左右2眼の超小型LEDを採用。眉毛状のポジションライトと合わせ、独自の顔付きとしている。

 

HONDA CB1000 HORNET

眉毛状ポジションライトの下に、ミニマムなデュアルLEDプロジェクターヘッドライトを採用。灯火類は全てLEDだ。特徴的なシュラウドは整流効果を高めるスポイラーの役割もありそう。

 

 

HONDA CB1000 HORNET

タンクは前部がボリューム満点なのに対し、後部は細く絞り込まれる。

 

 

HONDA CB1000 HORNET

小型のシートと尖ったテールカウルでスズメバチのシルエットを表現する。

 

 

HONDA CB1000 HORNET

メーターは5インチTFTカラー液晶でスマホ連動機能を有する。3つのライディングモードを選択でき、トラコン、エンブレ制御も採用。姿勢角センサーは非搭載だ。ハンドルはテーパードタイプ。

 

 

HONDA CB1000 HORNET

リヤシート下にはETC2.0車載器を収納。市販版でも標準搭載されるか?

 

 

HONDA CB1000 HORNET

展示車にクイックシフターは非装備。オプションで設定される?

 

次ページは : ライバルのGSX-S1000よりパワフル、MT-10より安価になるか

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

トヨタのエスティマが復活!? 日産はどうなるの? ベストカー1月10日号発売中!!

トヨタのエスティマが復活!? 日産はどうなるの? ベストカー1月10日号発売中!!

 ベストカーWebをご覧の皆さま、こんにちは! CX-80のディーゼルモデルの仕上がりが想像以上でた…