長方形がキホンな路線バスのテールランプ!!  ほかの形をしているものもあるのか?

■あえて角型から丸型へ

 続いては、ある理由によって丸型テールランプを取り付けた路線車の例だ。この条件に当てはまるバス車両が得意とするのは、地元の足としてだけでなく観光利用が比較的多いエリア。

横浜ベイエリアを走る観光周遊バス「あかいくつ」
横浜ベイエリアを走る観光周遊バス「あかいくつ」

 観光色を持ったバスの中には、旅の風情や異国情緒・侘び寂びetc…を出すため、車体をレトロ調のデザインにアレンジすることが結構あるようで、改装によってユニークな姿に転身した車が、各地で愛嬌たっぷりに活躍している。

レトロデザインが盛り込まれた神戸エリアの観光周遊バス「シティループ」
レトロデザインが盛り込まれた神戸エリアの観光周遊バス「シティループ」

 レトロさを強調するにあたっては、ダミーのボンネットを追加したり、屋根に明かり取りの窓(ダブルルーフ)風な意匠を施したり、元々は汎用角型が付いていたヘッドランプを丸型に交換したり等、様々な演出が挙げられる。

中型路線車をベースにレトロ調装飾を施した、山梨交通所属の1台。箱根登山バスの観光路線時代の意匠がそのまま残っている
中型路線車をベースにレトロ調装飾を施した、山梨交通所属の1台。箱根登山バスの観光路線時代の意匠がそのまま残っている

 とりわけ前のランプを丸型タイプへと交換している車に関しては、併せて後ろも丸型ランプに取り替えて、車両全体のバランスを整えるのが“お約束”というわけだ。

【画像ギャラリー】新旧路線車テールランプ観測(12枚)画像ギャラリー

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