■尾端夜雨ってどこにある?
今度は折り返しのバスに乗り、島の“くびれ”の真上あたり・終点「神湊」近くまで一気に北上。現在の漁港と神湊海水浴場の近くに【4】神湊帰帆の案内板を見つけた。
江戸時代にも同地は漁港として栄えていたようで、夕方に戻ってくる釣り舟の姿が大変美しいことから八景に選ばれたと言われる。
ここから先はダイヤの都合で使えるバスがないため徒歩確定。【4】の割と近い位置にありそうだったのが、約2km先の【3】尾端夜雨。
しかしこの【3】、詳細な位置がわからず、はてどこにあるの? と暫く目的地あたりを彷徨ったところ、行き止まりの脇道に入って坂を少し登った先の小さなお堂(33.114993, 139.804631付近)がそうだった。
現地の案内板の一文を借りると、殊に雨の夜の風情が美しかったため八丈八景に選ばれたとある。
■理屈の上ではまだ行ける、ハズだった
【3】の訪問が完了した時点で時計を見れば15時頃。時間的にはまだ巡れなくもないタイミングであり、見に行けるとすれば“くびれ”部分の下にある【1】と【2】あたり。
例によってバスがないため約4kmの徒歩が入る。理屈の上ではまだ行ける、それは確かなのであるが、肝心の両脚さんが「もうカンベンしてくれよ」とゴネ出してるのがまじまじと伝わる状態。
この時点で約16km・2万歩以上歩いている数値が出ていた。当日は日曜日で、泊まっているホテルの近くを通る循環バスは運休。タクシーを呼ぶ発想はなぜかそれほど湧かず。
【3】からダイレクトに帰るだけで4km歩く必要があり、【1】と【2】経由にすると計7km+になってしまい、さすがに欲張りすぎではないかとの結論に至り、この日はこれで満足しといてやる、ということになった。
若い頃より歩く機会増えてる気がしなくもないけれど、無理して途中でスッ転んで病院送りになったらその修理代が高くついちゃうよ……そんなことを常に気にしてないとダメな歳になってしまったのは確か。
■1日で4つは回れる!
こんな流れで見に行けた八丈八景は【5】名古秋月→【7】大坂夕照→【4】神湊帰帆→【3】尾端夜雨の4つ。
やっぱりバス旅にありがちな徒歩区間を爆増させつつ、路線バスで八丈八景を巡った場合、1日あたり少なくとも4カ所は回れる結果に落ち着いた。
150年以上前に生きた先人たちの歴史ロマンを肌で感じつつ、絶景からワビサビまで色とりどりの景色に触れ合うのもなかなか風流で良いものだ。
【画像ギャラリー】路線バスで巡る八丈八景(19枚)画像ギャラリー

























